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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

7月8日月曜日、曇り

仕事を終えて意味もなく浅草へ。おなじみの銭湯サウナからサイゼリア、サイゼリアは店内完全禁煙になって、最近はサウナ後の水分補給に、ドリンクバーへ来る。炭酸水、ウーロン茶、コーヒー飲み放題。

サイゼリア、ともかく何はなくても早くキャッシュレス対応して欲しい。

浅草は高校に通った街で、ここへ来るだけで高校生に戻った気がするので好きだ。老化と思っていた真因は、酒だったことがわかって、酒をやめてから毎日がぐんぐん野生化した。夜の浅草、ウィンズ場外馬券売り場近くに集まる煮込み居酒屋を、「アルコールなしで生きていけない大人はタイヘンだなあ」などと、ひとりごちながら通り過ぎる。

浅草は本当、外国人観光客が多い。みんな楽しそう。日本人が楽しそうにしている場所って、あまりないから、浅草に来ると外国人の希望に満ちた、楽観的な人々のパワーが私へ伝染する。家族で仲良く観光旅行、私達の見失った笑顔。

人間、どのように生きるべきかを考えた時、大切なのは形而上学ではなく、毎日誰と一緒に何を食べるかで、私の場合は、辛気臭い、しかめっ面の日本人とはできるだけ交際しないようにしている。酒をやめたことで、鬱々とした気分からも自由になり、更に酒を媒介する沈鬱な日本人とも断交できたので、すっかり最近は楽しそうな外国人と、賢い死人とばかり交際している。賢い死人は、図書館の本で対話する。

百度越えのサウナで、最近の時事的YouTube音源を聴きながら改めて思ったのはあのセブンペイのひどさで、私はサービス開始のその日に、クソペイであることがあるスジからわかって、最初から登録しなかったのだけれど、社長が2段階認証を知らないとか、そういうことよりも、そのクソな仕様が明らかになるにつれて、メアドを第三者が勝手に変えられる点が致命的に狂っていたんだと改めて思う。

トラブル会見当日のセブンペイ幹部記者会見もYouTubeで早回し再生、ひと通り視聴してみたけど、幹部は、アドレスを別のアドレスに自由に変えられてしまう設計について、「スマホのキャリアメールに変えたい客もいるから」とか言って、丸で悪びれた様子がない。

これだけの規模のペイメント・サービスだから、相当な人数で開発しているはずで、百歩譲ってテック音痴の上層部がクソ仕様に気づかなかったとしても、現場は絶対、認識していたと思う。特にセブンが外注しているベンダー系の現場担当者は、知っていたと考えた方が全然自然で、なぜこんなクソなザル仕様がぬけぬけとサービス・インしてしまったかと言えば、これは壮大なサボタージュなのではないかと思うのだ。

サボタージュとは、10の仕事を9しかやらないことではなく、10の仕事を何食わぬ顔で0以下のマイナス、つまり損害にまで持っていくことである。生真面目な日本人は、サボるという言葉さえ、朱子学カルト教育によって、矮小化されている。相互監視と同調圧力で洗脳されているから、サボるとは、せいぜい外回りの営業が漫画喫茶で漫画を読む、みたいな『笑うせーるすまん』的サボりだと思い込んでいる。全然違う。

本物のサボタージュとは、そんなスーダラ節ではない。サボタージュとは、怠慢ではなく、攻撃なのである。

  1. 形式的な手順を過度に重視せよ
  2. ともかく文書で伝達して、そして文書を間違えよ
  3. 会議を開け
  4. 行動するな、徹底的に議論せよ
  5. コミュニケーションを阻害せよ
  6. 組織内にコンフリクトを作り出せ
  7. 士気をくじけ
サボタージュ・マニュアル:諜報活動が照らす組織経営の本質

日本で、本来の「サボタージュ」がちゃんとわかっているのは、漫画喫茶でサボる外回り営業などでは全然なくて、いわゆるエリート層である。彼らは、官僚的だからサボっているのではない。サボタージュが、必要なくらいの闘争状態にあるのである。彼らを取り巻く厳しい政治闘争、生存競争を勝ち抜くための戦略として、サボタージュを選択しているのだ。

セブンペイのクソ仕様がサービス開始まで修復されなかったのは、これは私の推測に過ぎないが、内部のサボタージュだったのではないか。

形式的な手順ばかり重視され致命的な誤りを誰も指摘しない。あらゆるプロトコルが形式的な文書主義に陥り、文書ばかりが膨大となり、誤りに気づかない。会議ばかり設定され、進んでいると錯覚する。現場の作業や行動は尊敬されず、無価値とされ、高級レベルの議論が全てとされ、下はコモディティと見做されるのでコミュニケーションは阻害される。現場は上層部を陰で軽蔑し、上層部は自分たちの決裁こそ、重要な付加価値だと疑わない。戦略やテックの話が通じないうえに、ヒラメばかりが出世するので、組織の士気がだだ下がる。

修正しないことによって、責任を負うものを、窮地に追い込む手段として、クソ仕様は見過ごされたのかもしれない。

サボタージュとはフランス語で、木靴sabotから。木靴で機械をわざと壊すところから来ていると言われている。つまりサボタージュとは、攻撃であり、倦怠ではない。この事故は、政治的対立の攻撃として意図的に行われたものだと考えないと、2019年のいまあれほどのクソ仕様が、ぬけぬけとサービス・インしてしまう説明がつかない。