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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

アルコールという支配の技術

Googleの音声入力も相当精度が良くなってきたし、AppleのSiriももはや遜色ないレベル、それに対して百度のSimejiの方はフリック入力の反応が良くないので、フリック入力でミスタッチが多く、総合的に判断すると、SimejiをやめてGoogleとSiriを併用していくのが現時点での最適解ではないかと考えている。

音声入力など進歩のスピードがめちゃくちゃ早いものについては3ヶ月に1度は適正な評価をレビューすべきである。また同時に古い技術や古い考え方はどんどん捨てていくべきだとも考えている。例えばWindows 95はもはや誰ひとりとして使っている人がいないのに、なぜ家電話やファクシミリはまだたくさんの人が使っているのだろうか。おかしい。自宅にかかってくる電話は犯罪の温床になっており、全員が有線の家電話なぞ、今すぐ解約するべきである。

そしてアルコールも結句、家電話やファクシミリと同様に古いテクノロジーのひとつだと考えるべきである。ダウナー系の麻薬であるアルコールがなぜここまで大規模に生産され、消費されるようになったのか?

アルコールは、19世紀以降の国民国家や工業化と並行して浸透していったのである。都市の大規模工場に労働者を大量動員して国富を大きくして、国民国家間の熾烈な競争に勝ち抜くことこそが、生存競争の基本原理だったので、都市部に大量動員され昼間は人工的な過剰生産社会でハイになった一般大衆を、夜は鎮静させる必要があった。アルコールとは、帝国主義国家や大企業が、一般大衆を制動・コントロールするためのテクノロジーだったのである。

日本では、いまだに大企業と言えばトヨタであって、トヨタとは要するに製造業であり、できるだけたくさんの自動車を効率的に作り、1台でも多く世界に売り付ける型のビジネスである。

そのトヨタが今更になって「終身雇用はもう続けられない」とか「この夏のボーナスも生きるか死ぬかの戦いなので管理職は減額」なぞ公言していると聞く。

言うことなすこと、このトヨタという企業は20年遅いのではないか? 当たり前のことを今更、 芝居じみて公言する間抜けさが、「足りない年金2000万円問題」と共通している。日本を代表する企業が、いまだにトヨタなぞでしかないと言う動かしがたい事実こそが、この国のオワコン化を疑いのないものにしている。

大量に労働者を動員して同じものを大量に一斉に作り、それを大量に売りさばく時代の完全なる終わりである。このシステムを機能させるための安くてよく効く麻薬がアルコールだった。大量生産エンジニアリング技術とともに、アルコールを人間組織の潤滑油にする洗脳、これも1つの国民国家による独占的なテクノロジーだったのである。

1987年発売のアサヒスーパードライ、これをそのまま英語に訳せば「超絶素面」だけど、アルコールなるものに「コク」や「キレ」があるなどとまやかしをつくり、当時中間管理職として社畜化されていた団塊世代をターゲットに徹底的にアルコールを服用させた。

これは何も、アサヒビールによる単体プロパガンダではなく、「アサヒ対キリンのビール戦争」なるものによって劇場化し、人々にもっともっとビールを飲ませようとする、キリンやアサヒよりもひとつ上のメタな支配層によるプロパガンダであった。メタなプロパガンダから自由になるためにこそ、アルコールから自由になる必要がある。