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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

「年金足りない」は餓死の恐怖

仕事を終えて銭湯サウナへ。東京都の大人用の共通入浴券の回数券(10枚)は、昨年度まで4300円だったものが、この6月切り替え分から4400円へ、なぜか100円値上げ。入浴料は変わらず460円なので、回数券買ってもつまり20円しか安くならず、それならば失くしたり忘れたりする懸念もウザいので、わざわざ回数券買うこともないかなと思い、今年から回数券を買うのをやめることにした。

銭湯に行くと当たり前だけど老人がたくさんいて、金融庁の「2000万円足りない年金」問題が映る銭湯のテレビに、老人たちはじっと見入っている。まあこれ、金融庁の言っていることは、彼らの条件に当てはめれば事実で、金融庁の設定した条件通りに長生きすれば、本当に年金がショートする。俺に言わせれば「そんなの知ってるよ、バーカ」である。

さらに言えば、もっと若い世代は更に年金だけでは足りなくなることも事実で、こういったシミュレーションの情報が、なぜこんな風に参院選前に大騒ぎになるのかいまひとつよくわからないのだけど、「不都合な真実」から社会が目を背け続けて来たことのツケが回って来たのかもしれない。(俺は麻生太郎周辺権力基盤の弱体化が原因だろうと思う。)

春の令和フィーバーからトランプ来日、G20ホスト「外交の安倍」へと、参院選に向けてこれでもかって人気取り一辺倒政策を進めてきた政権にとっても、いきなりのピンチで狼狽している印象だけど、この「年金2000万円足りない問題」は、参院選やその後の国内政治の行方を大きく変える可能性がある。

背後にあるのは、5080問題である。有権者のボリュームゾーンである団塊の世代と団塊ジュニア世代にとって、「年金2000万円足りない問題」は、餓死の恐怖と直結するのである。なんで俺がそう言えるかと言えば、俺の両親が、貧困層だからわかるのである。

俺の親の老後は、子どもの援助なしには相当に厳しい。老人は、一般的にはなんとなくお金持っていそうなイメージだけど、実体は格差が著しく、持ってない老人は無貯金、本当に持っていない。俺はたまたまラッキーだったけど、俺の世代は、いわゆる氷河期世代なので、親子ともども不安定な状況にいる団塊の世代親子は、実際に相当いるはず。

朱子学カルトの根底にあるのは「餓死の恐怖政治」である。権力から排除されると村八分→餓死。この圧倒的な負のインセンティブこそ、朱子学カルト成立の前提だった。だから立身出世の動機は一族が餓死しないことだし、クソ上司の言うことを黙って聞くのも、排除されたら一気に最下層に転落するからである。

年金問題だけではなく、消費税増税という恐怖もコンボで押し寄せるのが今年なのである。消費税が「公正な税」というのは真っ赤なウソであり、個人・法人限らず、弱者ほど取引のたびに掠め取られる「取引税」であり、大企業ほど還付金を受け取りチャラになる構造である。旧大蔵省全盛期にねじ込まれた人頭税。

年金や消費税増税懸念で、弱者の「餓死への恐怖」アラートに火がつくと、衆参同日選はなくなるだろうし、参院選もあらかたの予想外の結果になるかもしれない。確かに今の野党はクソだけど、転覆を狙うポピュリストはごまんといる。麻生太郎周辺の権力基盤が急速に弱体化しており、もしかすると麻生太郎の辞任すらありうる──当に「政治は一寸先は闇」である。