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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

反朱子学カルト的毒虫

【要点】

  • 図書館に行けばいつでも車谷長吉がいる、と思えることは俺にとって生きる救いになっている
  • アルコールを飲まないこと
  • 俺は反朱子学カルト的毒虫になりたい

俺は車谷長吉が好きで、何か嫌なことがあると丸一日図書館に引きこもって、彼がぐだぐだ書いている「もの」を読む。彼の本は大体全部持っているんだけど、全集だけ持っておらず、図書館では全集を読む。広大な図書館の書架のどこにその本があるか、俺はなんの検索もせずにたどり着ける。図書館に行けばいつでも彼がいる、と思えることは俺にとって生きる救いになっている。

例えば『贋世捨人』という作品は、彼の成り立ちを自伝のように書いている私小説なんだけど、出だしがまず蓄膿症に苦しむ話から始まり、地元のエリート高校に落ちる話、大学院に行きたいのに親にダメ出しされて仕方なく中央宣広という広告代理店に入って安月給で陋屋に住みながら、日本橋で見かけた美人の後を尾行してストーカーする話、酷い包茎の話、淫売とまぐわったら昔の困窮極まっていた同級生の女だった話、一目惚れしてストーカーになって付け回した挙句、自宅をピンポンして女に告って、なんとなくうまく行きそうだったのに、最後はその女を一流商社マンに奪われる話、中央宣広のニューヨーク転勤命令を断って会社を辞めて、右翼の息のかかった極左総会屋出版社で糊口を凌ぐ話、出家しようとしても出来ず、贋世捨人として無一物として関西の下足番として生きていく話……と、これでもかこれでもかとクソみたいな人生を徹底的に描いているところが、すごい好き。

車谷長吉は自身のことを「反時代的毒虫」と呼んでいて、時代のビリッ穴を生きることを良しとしていた。有り体に言えば狂気である。彼の「もの」を読んで完全に感染している俺もまた、「反朱子学カルト的毒虫」として生きていたいと強く思っている。具体的には、彼と同じように、①クルマの運転をしないこと。50歳を過ぎてクルマ運転している奴なぞ、単なる唐変木である。本当に自由なのは誰かに運転させること。NTTの有線電話を手放したように、運転免許も自主返納するべきである。

私の希望職種としては出版社と書いておいたが、紹介される仕事はビルの便所掃除人ぐらいしかなかった。私は自動車の運転免許証を持っていないので、現代社会では極端に再就職がむずかしいのだった。反時代的に生きていきたい私は、絶対に自動車の運転免許証など取りたくはなかった。(贋世捨人)

②アルコールを飲まないこと。国民国家がなぜアルコールを法的に赦すか?  酒はダウナー麻薬だからである。ダウナー麻薬は反逆の鋭気を削ぐからである。世界的トレンドとして麻薬が解禁されているのは、大麻つまりダウナー麻薬ばかりである。

アルコールなんてもの希求して鎮静されている時点で、現代のネアンデルタール人確定、人間として終わってる。

③権力者の前で決して意気を演じないこと。権力者の言っている言葉を馬耳東風、一文字残らず聞き入れないこと。サボタージュを洗練させて、隙あらば彼らを手を替え品を替え欺くこと。彼らの意図を読み取って表層では何も言わないこと。

俺は反朱子学カルト的毒虫になりたい。でもそれは朱子学カルトに蛇蝎のごとく嫌われる存在ではない。むしろ彼らとは擬態を使って同化して、隙あらば一撃を食らわす。これから先の人生は、そんな風にしてとことん食えない人間でありたい。

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