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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

YouTubeは現代のパノプティコン

【要点】

  • リアルタイム晒し上げ社会の到来 
  • YouTubeで生中継しているお弁当屋は、万引きが減った
  • YouTubeとは現代のパノプティコン

この前、YouTubeに売り場をリアルタイムで生中継している弁当屋のことをブログに書いたけれど、昨日「NHKから国民を守る党」は、区議会議員選挙の立候補手続きの様子を区役所からそのままYouTubeで生中継していた。

どうやら選管と手続きで揉めていたようで、その押し問答の様子がリアルタイムでYouTubeにそのまんま晒し上げされていて、改めて凄い時代だなと思った。言わばリアルタイム晒し上げ社会の到来である。

これが意味するものは何だろうか。

なんと言っても最初に指摘するべきは、中間的なものがどんどん要らなくなっていくかつてないほどの中抜きの世の中である。英語で言えばディスインターメディエーション/ disintermediationである。行政がお膳立てした記者クラブという特権空間で、送り手によってのみ都合の良い中身だけが抽出された「情報」を、そのまんま世の中に垂れ流すレッツノートのトリテキ専門自称ジャーナリストの仕事など、完全に必要のないものになってしまう。

リアルタイム垂れ流しなうえに、YouTubeの場合は生中継が終わると、そのまんまコンテンツとしていつでも見られるように自動アップされるので、証拠保全機能もバッチリである。

売り場をひたすらYouTubeで生中継しているお弁当屋は、YouTubeにアップされているということは、誰かが常に売り場を見張っていることになり、万引きが減った。パノプティコンそのものではないか。

パノプティコンは、円形に配置された収容者の個室が多層式看守塔に面するよう設計されており、ブラインドなどによって、収容者たちにはお互いの姿や看守が見えなかった一方で、看守はその位置からすべての収容者を監視することができた。

(Wikipediaより引用)

先日、自由民主党が「『失言』や『誤解』を防ぐには」と題したマニュアルを、所属議員配布したことが話題になっていた。しかし、このマニュアルを読むと、執行部は、「強い発言」がマスメディアによって「切り取られ」「1人歩き」していくことを警戒しているようだけど、もはや失言は、マスメディアによって切り取られるのではなく、ライブでダダ漏れに垂れ流されるのであり、切り取られたとしてもそれは既成政党が影響力を行使できる伝統的なマスメディアによってではなく、氏素性の皆目わからぬ、匿名の人々によって絶妙に切り取られてしまうのである。はっきり言って、切り取るセンスは、マスメディアよりもはやくて巧みである。忖度もないので、真芯にあたるホームランが連発される。集合知の恐ろしさである。

俺ももう1年以上、朝起きてから夜眠るまで全ての音をICレコーダーで録音しているけど、そのうち映像も保存できるようになるし、その全録情報をリアルタイムでYouTubeにアップできるようになるだろう。そんな生中継を見ている物好きは1人もいない可能性が高いのだが、ひょっとすると誰かが観ているかもしれない恐れが抑止力となって、テクノロジーの「囚人」たちの秩序が保たれる。

まさにYouTubeとは現代のパノプティコンである。

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