kindle, 手ぶら, iPhone, 禁酒,ウォーキング,禁煙,断酒,ダイエット,断酒,ノンアルコール,Evernote,ライフハック,読書.音声入力

徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

ステルス重税国家

【要点】

  • 江戸すごい、は朱子学カルト
  • 「税」と名のつくものだけでなく様々なステルス税がのしかかる
  • 株価3割減で、日銀は債務超過に

来年の五輪に絡めて東京はすごいんだぞ情報がやたら目立つけど、東京はもちろん昔の江戸だってすごい!  まで行ってしまうと、全然ちげーよと言いたくなる。

当時江戸は世界最大の都市だった──なぜかと言えば「日本すごい」ではなく、長男以外は農業や共同体から弾かれてしまったから、都市へ出るしかなかったのである。つまり江戸の大都市化は、朱子学カルトの結果であり、弱者切り捨ての結果である。

現代も都市部への集中が進んでいて、地方創生なぞは単なる絵に描いた餅、掛け声に過ぎないわけで、明治維新以来はじめての衰退が決定的な我々は、つまり江戸時代の江戸集中に戻りつつある。

あと、宵越しの銭は持たない──なんていう態度は、今でもポジティブに受け取られるけれど、庶民は宵越しの銭を持てなかったのであり、蓄財をさせないための美化、プロパガンダだったのではないか。

富を蓄えさせないのは江戸時代も今も変わらない支配原則。所得税、消費税、相続税、酒税、たばこ税、自動車税──なぞ「税」と名のつくものだけが税ではなく、年金ももちろん税だし、NHKはプロパガンダ税ではないのか。

福島でメルトダウンした三機の原発を廃炉する「税」は、毎月の電気代に薄くステルスしている。子供が大学に行くとなれば、受験費用、入学金、学費もまた「税」のようなものである。

よく「北欧は高負担高福祉、米国は低負担低福祉、日本はその中間」なぞいわれたけど日本の実態は、「ステルス税高負担、低福祉」ではないのか。

ステルス重税に苦しむ中間層は、外はGAFAに搾り取られ、内は国民国家に収奪される、朝廷と武士の二重支配に苦しむ鎌倉以降の農民みたい。やよい軒のご飯おかわり自由には難癖をつけるくせに、資産運用による莫大な収入を優遇税率で得ている人々には、丸で嫉妬しない不可解さ。

しかしながら、日本はすごいんだぞプロパガンダが有効なのは世界的な好景気を前提としたものであって、リセッションが本格的に襲うようになれば、たちまち跡形もなく消えてしまうだろう。迫り来るリセッションによって政治にしろ経済にしろ、昭和時代の枠組みが完全に消滅するだろうけど、壊れた後スイッチできる新しい産業があまりない。第二次世界大戦に負けた後には、例えば自動車製造やエレクトロニクスのようなちょうど乗り換え可能な新興需要があったのに、AIにしろIoTにしろ、周回遅れでもはや追いつけない恐れがある。

株価が今より3割減ると、年間6兆円株を買ってきた日銀は債務超過になると予想されている。中央銀行が債務超過になった先例は世界にないらしい。

【キーワード】

  • 江戸
  • 日本
  • 福祉
  • NHK
  • プロパガンダ
  • 都市
  • 債務超過
  • リセッション
  • ステルス