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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

テクノロジーとはなべて民主化

【要点】

  • 中国では、上司→部下への連絡は音声ファイル送付が最速、メールなんて使わない
  • 録音音声ファイルをスピーカーで再生すれば、かなりの精度で音声入力、テキスト化できる
  • 技術は権力者の特権を市民に開放する(岡田斗司夫)

自動運転は特権階級においては数千年前から既に実現しており、権力者であれば太古からいつでも好きな場所に自由に移動できていた訳で、いま起きている自動運転の技術革新は、その民主化に過ぎない。

宗教統治→王政→民主制へのシフトも統治特権を市民に開放する営みだし、SNSは情報発信というかつての貴族特権の開放に他ならない。事業を興すことも、昔は一握りの資本家しかできなかった訳で、今では下手するとTwitterさえあればできてしまう個人事業も出てきた。起業の民主化である。

松本清張は43歳で作家になり、そこから多作で仕事をした為に、「書痙」という、文字を書こうとすると手がふるえたり強直して書けなくなる状態になり、速記者を雇って書き進めたらしいけど、現代の音声入力は、かつての権力者やアーチストの口述筆記の特権を、市民に開放するテクノロジーだと言うこともできる。

中国の最近の経営者は、部下とどうやってコミュニケーションしているかといえば、彼らのSNSプラットフォームであるWeChatを使って、経営者→部下へは、チャット上に音声を録音してその音声ファイルを部下に投稿する。これが最速である。フリック入力より早いし、なんといっても部下と同期する無駄が省ける。電話だと向こうが出なければ、その時間が丸々無駄になる。録音の非同期送付が最速。

部下はその音声ファイルを聴き、指示を実行する。部下→経営者へのフィードバックは原則テキストである。経営者は手が空いた時に読める(非同期)し、文字は情報圧縮と記号化に優れるので、簡潔に返信すれば、経営者の理解も瞬時に終わる。結論を先に書け、というのはこの為である。経営者→部下と同じように部下→上司も音声ファイルで返すのは悪手で、経営者にとっては音声を聞くオケージョンが限られるし、音声による理解はその音声を聞くための時間がまるまるかかる。文字は音より話が速い。

俺は歩きながら考えごとをするのが好きで、AirPods2で歩きながら音声メモをしようと試したのだけど、外に出るとやはりノイズが多くて、うまくいかない。

リアルタイムでテキスト化することを諦めて、ICレコーダーにじゃんじゃん音声で録音する方式に変えた。後でそのファイルをスピーカーで再生すれば、スマホでかなりの精度で音声入力できる。

つまりこれは、経営者が音声ファイルに指示内容を録音して部下に投げるように、自分で自分へと音声ファイルを送るようなものである。

リアルタイムでテキスト化せずとも、ICレコーダーに残しておけば、非同期でテキスト化するのは、かなりサクサクできる。これはもはや、松本清張が速記者に口述筆記させていた機能を、自分で自分にしているのに等しい。人件費も必要なく超絶便利。口述筆記の民主化である。

ありとあらゆるテクノロジーは、岡田斗司夫氏の慧眼の如く、貴族や権力者の特権を民主化することなので、我々に大切なことは、その特権の「民主化ニーズ」のポテンシャルにいち早く気づくことである。

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