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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

立ちすくむ落日の国

【要点】

  • 日本の急成長に驚いた当時の中国人は、素直に日本に学ぼうとした
  • だから今も、中国人にとっては、早稲田大学はとても人気がある
  • 既に日中経済「戦争」は、日本の負けが決定付けられつつある

かつて日本が明治維新をしていた頃には、中国の清は本当に驚いたろうなと思う。なにしろ辺境のしょぼい内向きの封建国だとバカにしていたら、一気にライジング・サンになったのである。当時はアジアでも欧米の列強が帝国主義をどんどん推し進めていたし、清朝内部でも改革が意図されてもうまくいってなかったわけで、ある意味どん詰まったいまの日本に似た感じだったと思う。

冷静にみれば、明治維新とはいまで言う「リープフロッグ現象」である。

リープフロッグ型発展(リープフロッグがたはってん、英:Leapfrogging)とは、既存の社会インフラが整備されていない新興国において、新しいサービス等が先進国が歩んできた技術進展を飛び越えて一気に広まること[1]。リープフロッグ現象ともいう[2]。

一例として、多くの新興国において固定電話の普及を待たずに携帯電話およびスマートフォンが急速に普及したことが挙げられる。(Wikipediaより)

江戸時代の間、農業国のまんまだったので、一気に工業化しはじめたのである。固定電話がなくて、モバイルが一気に普及している新興国と全く同じメカニズムである。日本最初の地下鉄銀座線に乗ると、地下の浅さと車内の狭さに驚くけど、つまりあれくらいの浅さでつくっても、江戸の都市インフラは何にもなかったのである。

日本の急成長に驚いた当時の中国人は、でも偉かった。素直に日本に学ぼうとした。1893年には清国官費による中国人留学生が早稲田大学に来ている。当時の中国人エリートは、ライジング・サンにこぞってやってきた。中国共産党の初期中核メンバーも、早稲田大学への留学生である。だから今も、中国人にとっては、早稲田大学はとても人気がある。中国人観光客は東京に来たら、早稲田大学を見に行きたがる。

いまの中国の目覚ましい発展は、明治維新の頃の立場とちょうど真逆の様相を呈しており、あらゆる産業において、日本は中国に敗れつつある。少し前まで、政財官学一丸となって「日の丸〇〇」を目指していたけど、どれもこれも中国や韓国はスルー、欧米ばかりに対抗してきた。結局、日の丸なんちゃらは転進と玉砕。東芝の半導体事業なぞも、国が中国への売却を避けようとした為に、いたずらに時間が費やされた。

元号は中国の制度でありながら、令和の出典を万葉集に求めたりする倒錯した今の日本には、1893年に早稲田大学に留学生としてやって来た中国人のような素直な気持ちがない。

清は1895年、ついに戦争で日本に敗れたけど、現代は武力戦争ではなく、経済戦争の方が生産性や効率が高い訳で、もう既に日中経済「戦争」は、日本の負けが決定付けられつつある。

経済の戦争で負けても、人は死なないし、街は廃墟にならないし、敵軍が街を占領したりもしない。でも着実に、日本はGAFAや中国にじゃんじゃん富を奪われつつある。例えばセブンイレブン のセブンアプリやYahoo! JAPANのPayPayを使おうとして、AppleやGoogleでアプリをダウンロードすれば、その時点でチャリンチャリーンと米国が儲かる構造になっている。セブンイレブン やYahoo! JAPANがAppleやGoogleに払っているダウンロード手数料は、回り回ってその客が間接的に支払っている訳で、マイナス複利で縮小均衡する悪循環に入りつつある。

米中貿易摩擦のとばっちりを最初に食らうのは、日本であることは間違いない。知らぬ間に敗戦しているので、我々はこれから急激に貧しくなる。

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