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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

ライフスタイルとしてのSobriety

【要点】

  • 依存症のことなんて知らないよ、関係ないという人がほとんどだけど、 
  • 映画『ビューティフルボーイ』はおすすめしたい
  • 勝間和代さんの本はスタイルとしてのSobriety の先駆

勝間式超コントロール思考は、少なくとも俺にとってはとても画期的な本で、それはなぜかと言うと、Sobriety(酒を飲まない習慣)を勝間さん級のメジャーな人が、ライフハックやライフスタイルの文脈で取り上げたから。しかもかなりの頁を割いて。

「アルコールを飲まないススメ」はどうしても医学的アプローチ、つまり脱依存の問題として取り扱われてきた。勝間さんのようにQOLの為に特化して、酒を飲まない利点を説いた本は、これまでなかなかなかったのである。

禁酒断酒の本とは大抵の場合、アルコール依存症からの生還者によるかなり深刻なコンテクストや、医者からの警告・啓蒙が多く、依存症まで行かない(と自己判断している)人々は、当然のことながら、その種の生還記なぞ‪端から‬手に取ろうとは思わないのである。しかし彼女のような人が、アルコールを飲まないメリットを喧伝するとなれば、物凄く広い裾野にSobriety のメッセージが伝わる可能性が高い。

10年後には、自己をコントロールする為に酒を一滴も飲まない「無滴の人」はもっと増えるだろう。少なくとも欧米では、社会上層部は酒を飲まなくなって来ている。他方で大衆の飲酒は増えており、飲酒習慣は二極化しつつある。

さて俺の気分はとうにすっかりゴールデンウィークなので、今週は人で混雑する前に観たい映画を観まくったのだけど、「ビューティフルボーイ」は人気がないらしく、ガラガラ。

この映画が人気ないのはわかる。依存症のことなんて知らないよ、関係ないという人がほとんどだし、依存症にかなり近い人でも「私は違う」「現実を突きつけられたくない」と否認するからである。だからこの手の映画は、少なくても日本では、本当に観て欲しいセグメントに届かない。

しかしそれでも俺は、このテクストを読んでいる人には、この『ビューティフルボーイ』はおすすめしたい。エンドロール途中からチャールズ・ブコウスキーの詩が朗読されるんだけど、それがすごくいい。

映画『ビューティフル・ボーイ』公式サイト

ビューティフル・ボーイ|エンドロールの【Let It Enfold You】の和訳と考察|おさるの空飛ぶリンゴの見つけ方!

アルコールを含む麻薬からの「生還」がいかに困難なことであるか。とくに依存症患者と「強いつながり」のある家族、恋人などは、共依存の関係になりやすく、依存症からの回復を阻害してしまう恐れもあるのである。

薬物依存からの真のSurvivorとなる為には、結局のところ、本人が克服への道を、独りで歩まなければならない。先日タイの沿岸220キロの沖合を泳いでいるところを人間に救助された犬「ブーンロッド(タイ語で生還者の意味)」と全く同じように、誰かに助けられるまでは、独りで死の恐怖の隣で、無心に泳がなければならないのだ。

そうやって生還した人々は、欧米では生還者として社会的に認められる。タイの犬と同じように、いわば「パワー・クリーチャー」として尊重されるのだ。それは生還者だけではなく、生還者を迎え入れる社会の世界観をも刷新するからである。

アルコールは「麻薬の導入麻薬」として用いられており、これからはアルコールを飲まないことが、創造的人生の為のティップスとして当たり前と考えられるように変わっていくだろう。勝間和代さんの本はその先駆的な存在だと思う。

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