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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

アルコールとセルフネグレクト

【要点】

  • 自分をネグレクトしてしまう「セルフネグレクト」が問題に
  • アルコールそのものがセルフネグレクト直結なのではないか
  • ビールや偽ビールは大体の場合、タレントがごくごく飲んで「うまい」というだけ

自宅の有線電話やファックスを取り払い、宅配便は極力コンビニで受け取り、訪問者はピンポンされてもまずインターホン映像を確認。あらゆる闖入者は基本的に敵と想定した方が、何かと好都合。

オワコン化著しい電子メールも、自分宛かつメール文中に自分の名前が出てくるものだけスクリーニングしてそれしか読まないことにしているが、何の問題ない。携帯の留守電は切ってあるし、ショートメッセージも届かない。留守電やSMSを開けておくと、アリバイ的に面と向かって言い難い要件を図々しく残していくクソがいるので、完全シャットアウトしているのだ。

これくらい他人をネグレクトしてようやっと平安な生活が送れるものである。ネグレクトとは他者にしてなんぼのもの、自分をネグレクトしてはならない。

自分をネグレクトしてしまう「セルフネグレクト」が問題になっている。簡単に言えばセルフネグレクトとは、心のゴミ屋敷化である。若年層孤独死の現場には、カップラーメン、タバコ、アルコール、ドラッグが必ずあるのだという。いやこれ、カップ麺以外は全部ドラッグじゃないか。

特殊清掃人が孤独死現場語る 孤独死の大半がゴミ屋敷など"セルフネグレクト"状態か - (1/2)|ニフティニュース

米国ラストベルトの白人達も、工場が封鎖されて尊厳を失ってアルコールやドラッグによってセルフネグレクトになってしまう。

アルコールそのものがセルフネグレクト直結なのではないかと思う。アルコールのある生き方とは、ひとつの例外もなく実は「死に方」なのである。アルコールが脳内にあれば、あとはどうでもよい、という状態になる。アルコールとはセルフネグレクトの最大かつ深刻な原因である。酒を飲むことは、自身の尊厳を毀損する行為に他ならない。酒による解決は酔っている間の幻想、なべてプロパガンダである。

最近の酒の商業メッセージを観ていると、味覚や快感しか訴求しなくなってきている。ビールや偽ビールは大体の場合、タレントがごくごく飲んで「うまい」というだけだ。

一昔前は、ビールや偽ビールの情緒的な価値や、社会的な意味をなんとかしてつくろうとしていたはずなのに、いつの間にかその試みは放棄され、「ごくごく→プハー→うまい!」しか言わなくなっている。アルコールはもう既に、セルフネグレクト予備軍の人に自動的に売れているので、商品名と「うまい!」だけを徹底的に刷り込んでおけばよい、そんなステージに来ているのではないかとすら思うのである。

セルフネグレクトに片足を突っ込んでいる人が、金もないので、コンビニで安酒とカップ麺を買い込んで、独りゴミ屋敷でドーピングしている、アルコールはもはや、セルフネグレクトによるセルフネグレクトのための飲料になってきているのではないか。

バブルの頃につくられたビールの商業メッセージを観ると、コピーもオサレで情緒的であり、例えば若い男女の恋愛を松任谷由実の楽曲を背景にドラマチックに描き「好きになる、エネルギー」なんていうハイブローなコピーで終わらせていたりするのを振り返ると、今と昔のビールはもはやぜんぜん意味の異なる商品なのではないかと思う。

高額ギャラタレントが即物的に「うまい!」を連呼しているのが本物のビールではなく、混ぜものだらけの偽ビールばかりであることも、この国が平成の30年間で本当に貧しくなったことを実感させる。

コンビニという麻薬水道で、セルフネグレクトの元凶であるアルコールを大量に売りさばくために、「うまい!」「うまい!」が大連呼される、なんとも愚かで貧しい国に成り下がったなと悲しい気分になる。オレオがノアールになっちゃったのと、ビールが発泡酒になっちゃったのは、どこかで繋がっている。

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