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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

抱き合わせからモジュラーへ

【要点】

  • 金持ちのフリをすることが、豊かさだと考えることが終わっている
  • 旅行商品のモジュラー化
  • 王様のように生きたいだなんてもう誰も思ってない

来年の今日は天皇誕生日。俺は東京近郊の温泉場で2泊。「飲酒と運転は奴隷がする労働」というポリシーを遵守すると、自然と電車とバスの旅になる。

俺にはアホみたいに高い旅館など端から‬選択肢にない。あれって結局は、冷戦期の延長でしかない。そういう権力を是としてみんなが権力者の真似を習ってする金や時間の使い方に、とてつもない嫌悪を感じる。金持ちのフリをしたり、忙しいフリをしたり、人脈のあるフリをすることが、豊かさだと考えることそのものが終わっている。

そういう観点に立つと、これからの旅行とは、要するに引き算の旅行になる。あるいはモジュラー化と言ってもよい。①温泉②宿泊③食事のそれぞれがフラットになり、ばらばらに選べて、余計な押しつけの丸でない旅行である。

おもてなしとは冷戦期の権力者を前提とした「権力者ごっこ」のプレイに過ぎないので、フラット化したこれからは、おもてなしは万人に薄気味悪がられ、嫌われる。

バブル期のレジャーやリゾートは「王様のように遊ぶ」ことがよしとされていたけど、あの頃のリゾート施設はつわものどもが夢の跡、朱子学カルト農奴をいまさら王様だとは誰も騙せなくなった。

売り手都合の抱き合わせや合わせ技は蛇蝎のごとく嫌われる。ヤング・エグゼクティブはもう50歳を越えており、NECや富士通のヤンエグどもは夢のあと、ごっそり丸ごとリストラ対象になりつつある。

今回の旅行、一泊目は野菜しか出てこない夕食と朝飯足して1000カロリー行かない温泉旅館に泊まった。もちろん全館禁煙。権力者の稚拙な猿真似でしかないヤンエグ型旅館なんて目もくれず、陰翳礼讃みたいな薄暗い食堂で野菜の粗食を食らう。庭に苔むす梅の花を眺めながら発芽玄米を咀嚼する。これほとんど湯治じゃんか。実際長く泊まるひとり客も多くて、日本の旅行もようやっと変わりつつあるのだと気づく。

二日目は、源泉掛け流しと素泊まりだけの宿。リノベの宿だけどこちらも禁煙が徹底され、リノベゆえに徹底的に清潔。あまりに清潔なので風呂で腕立て伏せをした。

「おもてなし」という権力者に阿る朱子学カルト、単なる思考停止偽サービスが旅行客からは完全にスルーされており、人的コストでしかない余計な忖度や御託のないモジュラー型、剥ぎ取りタイプの旅行商品が増えている。

夕食はその素泊まり温泉から歩いて3分の和食屋で、どれもこれもうまい魚料理をたらふく堪能、しかも安い。団塊世代がようやっと足腰が弱まって旅行が出来なくなりつつあり、次世代を捉えるサービスがぽつぽつとではじめた。

旅行に限らずあらゆるマーケティングが、金持ちのフリをさせようとする洗脳では機能しなくなりつつある。王様のように生きたいだなんてもう誰も思ってない。59歳、サラリーマンならもう翌年定年を迎える年齢で世を継ぐ皇太子殿下の誕生日。平成とはどんな時代だったのかとか本当に意味ない。インターネットが普及した四半世紀とたまさか日本では平成がパラレルだっただけだ。人類史とは、時間、自然、ヒエラルキー、ネットワークの4つで動いてきたのだが、宗教革命以降ずっとヒエラルキーの弱体化が続いて、インターネットがそれを加速させてる、単にそういうことでしかない。