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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

統計も個人も出鱈目

【要点】

  • 統計の対極にあるのは個人だけど、個人もまた劣化極まれり
  • 出鱈目な個人が、出鱈目な統計を捏造する
  • 沖縄のレファレンダムも結果なんて最初からどっちでもいい、つまり出鱈目

行政による統計がかなり出鱈目だとわかって、それはつまり日本国民の実際とか実情がよくわからないということで、統計とは数学なので、国民を数字で記述する意味がもうなくなってしまった。これから先、どんなに数字で説明されたとしても、俺はその説明をいっさい信用しないことにした。

統計の対極にあるのは個人だけど、個人もまた劣化極まれり、特にバブル世代より上の個人のことが全く信用できない。感情の著しく劣化した個人が凡庸な悪業の原動力としてのしょうもない権力を握っているので、統計が故意に歪められるのだと考えられる。つまり出鱈目な個人が、出鱈目な統計を捏造する。出鱈目な総理大臣と出鱈目な統計は、ある種の当然の帰結なのだろう。

統計も個人も、ともに嘘ばかりである。どちらも真実ではない。

庶民の困難を描くのは難しい。個人の描き方が足りなければ、人間はただの統計になる。描き過ぎれば個人以上のものを表すことはできない。(『苦い銭』についてのフィルム・コメント誌)

困難を抱えた庶民が、統計としても個人としても見えなくなる。それはまさに中世の亡国である。統計にも個人にもいないはずの児童虐待は、無数の、いるのかいないのかよくわからない人間たちによってないものとされ、子どもが死んではじめてその実存が明らかになる。

戦中、米軍が日本の軍隊を研究した史料が残っている。日本の軍隊は、日本の兵隊が生きているうちは徹底的に酷薄に、モノとして取り扱う。食い物すら用意しない。しかし兵士が死ぬと急変、慈悲深く人間扱いして丁重に扱うとして、日本人のことをひどく気味悪がった。

統計も個人も出鱈目という今の状況は、要するに戦中と同じである。数学を無視し、国勢を偽り、統計をねじ曲げ、統計的実像が丸で分からなくなる。と同時に個人が蔑ろにされ、生きているうちはモノとして取り扱い、苦しみ悲しみをおもんぱかることもない。

統計と個人の間にあるあらゆる社会集団もすべてがウソ、出鱈目。戦後、戦中、戦前、江戸時代、徹頭徹尾、統計も個人もずっと出鱈目。

ごくごく限られた信用できる個人以外は、出鱈目。家族、学校、会社どれもこれも統計と個人の間であり、信用できない。出鱈目。

出鱈目な個人が投票して選ばれた政治屋が出鱈目なのは、投票している個人が出鱈目だから。出鱈目な個人に選ばれた政治屋が首班指名した総理大臣ももちろん出鱈目なので、出鱈目なレッドネックが直接選んだトランプ大統領をノーベル平和賞候補として推薦してしまうが、これも出鱈目。

沖縄のレファレンダムもどんな結果でも無視されるので最初から出鱈目。「どちらとも言えない」を入れようと入れまいと、結果なんて最初からどっちでもいい、つまり出鱈目。

アパートの設計図も出鱈目、オーナー個人も出鱈目なので住人が劣悪な環境に生活してても誰も気づかない。仮にそのアパートが全焼して、住民が逃げ遅れて死ねばようやっと実存。一缶数百円の原価で2万円の消臭料をかすめ取るアパマンマッチポンプビジネスも、統計的には出鱈目。働いてる個人もとことん劣化しているので出鱈目。充満したガスに湯沸かし器の火花が引火して、10億円の特損が見込まれてようやっと出鱈目な統計や個人の苦しみや悲しみのリアルがはじめて立ち上がる。

統計も個人も相互に出鱈目のうつくしい国。誰からも見えない個人は粛粛と「自己選抜」をしている。

貧困家庭の女子が人生を見限る「自己選抜」......「大学には行かれない」「子どもは欲しくない」 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト