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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

バカッター騒動の本質

【要点】

  • やばい人間を雇用してしまうリスクは、日本のように解雇規制が強い国てはとてつもなく高い
  • しょうもない朱子学カルトの承認欲求を封殺するために有効なのは、不要な「強いつながり」の解体である
  • 学校だけでなく家族という「強いつながり」も、もっと壊れてしかるべき

コンビニや飲食業で、いっとき収まっていたバカッターが最近またわらわらと湧いてきているのは、5年前に比べて最近の若い人が顔出し露出をあまり厭わなくなっているのと、Tik Tokに顕著にみられるしょうもない承認欲求(という学級朱子学カルト)の影響だと思うんだけど、より本質的なことを言えば、人を雇用すれば、一定の確率でこういうリスクはあるのだから、SNS社会ではもはやロボット化と信用スコアリングをとことん推し進める以外に、これを防ぐ打ち手はありませんよ、ということである。

採用や教育をいくら徹底しても、98%くらいのいまのクオリティを99.9%にするコストは計り知れない。人間は一定の確率でビーストがいる。面接でどんなに生真面目な人だと評価されても、ホモ・サピエンスの凶悪さや狡猾さは短時間の面談などではしかと見抜けるものではないのだ。

採用や育成に手間やお金をかけるよりは、中長期的にはできるだけロボット化していくことになるのである。多くの経営者はもう気づいている。そしてロボット化できない工程(つまり市場価値の高い部分)にだけ、信用できる人間を高い報酬で充てる、これしかない。

アリババの芝麻信用のような個人スコアリングも、早晩日本にも導入されることだろう。なにせ、やばい人間を雇用してしまうことによるリスクは、日本のように解雇規制が強い国てはとてつもなく高いのだから。

もひとつ言いたいのは、日本に顕著なしょうもない朱子学カルト承認欲求自体を減免していくような社会デザインの必要性である。日本人は、少しでも目をつけられまいと、つまらない自己諧謔を演じる傾向が強い。わざと馬鹿なことをやって、集団における自己への警戒心を下げるような営みである。つまらない内輪ウケで軽い気持ちでアップした映像が、一気に炎上しているのではないか。

しょうもない朱子学カルトの承認欲求を封殺するために有効なのは、不要な「強いつながり」の解体である。具体的には、義務教育におけるクラス制度の廃止、部活動の完全校外化、掃除や給食といった教育外活動のアウトソーシング、PTAの廃止などである。ホモ・サピエンスとしての狡猾さや残忍さが既に十分備わっている中等教育段階を「弱いつながり」のシステムに積極的に変えていくべきである。

学校だけでなく家族という「強いつながり」も、もっと壊れてしかるべきだと俺は考えている。

児童虐待とバカッターは、実は、「強いつながり」を未だに重視して維持しようとしている朱子学カルトにおける同根の問題ではないのか。

立身出世という罠システムの予備校である学校システム、立身出世の罠システムのバックヤードである家族システム、この両方がもはやSNSを前提とした社会において、オワコン化して丸で機能していないのではないか。

バカッターを厳罰に処するのは自由だが、中長期的には、そんな安い賃金で下手をすれば高額訴訟されるリスクのあるロボット替わりの面白くもなんともない仕事なんて、絶対に誰もやりたがらなくなるわけで、日本人が応募してこなくなったあとで雇用した外国人に厳罰や高額訴訟しても、民事の枠組みでは結局のところ、訴える側のコストがかかりすぎる。