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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

インテグリティかEXITか

【要点】

  • 森友に加計に統計すべて偽装
  • 「悪の凡庸さ」で犯罪的に劣化している組織からは、抜けやすい人からどんどん抜けるべき
  • もはやインテグリティかEXITかの二者択一なのである

金曜日「荒川強啓デイキャッチ」の宮台真司先生をradikoで聴きながら土曜日の朝、掃除機をかけるのがお気に入りの習慣なんだけど、3月一杯の終了まであと残り僅かになってしまい残念。まあでもこういう時代だから、こちらが探せば宮台先生はきっとこれからも遍在してくれているだろう。

彼の言う通り、美しい国ニッポンの内閣ツートップ+αが余りにも美しすぎるために、ニッポンは青天井で一億総「感情劣化」に至っているというたいへんに美しい状況にある。

間の悪い(間の抜けたと言うべきか)総務省が「統計の日」に向けて標語を募集していて、すっかり2ちゃんねる化したTwitterで大喜利状態になっていて笑える。俺が座布団3枚くれてやりたかったのは、「森友に加計に統計すべて偽装」。次から次へとあらゆるものが偽装であることが判明していて笑える。

偽装と言えば組織ぐるみと疑われる建築偽装で住民への転居依頼をようやっと出した朱子学カルト炸裂のレオパレス21の問題がいよいよ表に出てきた。『ガイアの夜明け』を見ている感じだと、かなり悪質でこれはもはやリカバリ不能ではないかと、他人事ながらアパートオーナーが心配になってしまう。

「レオパレスの社員のなかには頑張っている人もいる」みたいな擁護論もやっぱり出てくるんだけど、こういう組織でものも言わず、会社を辞めるわけでもなく、汲々と会社に居続けている社員には、確かに悪事を働く動機もなく、信念も邪心も悪魔的な意図もないのだろうけど、ごく平凡な人間が行う悪は、感情劣化の果てに人間であることを拒絶したもので、アーレントの「悪の凡庸さ」そのもの。建築という情報の非対称性を悪用してオーナーを欺き、住民の命まで平然とリスクに晒す心根は、やはりまともな人間としての健全性を失っており、俺に言わせれば朱子学カルトである。

「悪の凡庸さ」で犯罪的に劣化している組織からは、抜けやすい人からどんどん抜けるべきなのである。一般論として、企業の組織劣化や不正が明らかに見られる場合、どんなEXITがあるかと言えば、

  1. 正社員がその会社を辞める
  2. 非正規がその会社を辞める
  3. 株主が株を売る
  4. 買い手(取引先や消費者)が不買する
  5. その会社に今から就職しない
  6. 新規の買い手がその会社を選択肢から外す

といったEXITが考えられる。

もはや1の正社員に、EXITなんて期待できない。彼らは是が非でも居座ってしまうくらいの感情劣化ぶりが酷い。世界観を完全に奴隷のものに書き換えてしまっているので、鍵のかかってない牢屋から出てこようとしない。

だからEXITに比較的コストがかからないセグメントから、じゃんじゃんEXITすると、世界はそのうち自浄されるんじゃね? と思う。レオパレス21で言えば、転居通知を受け取っていないユーザーもなるはやで引越しをするEXITや、株主が損を覚悟で株を売るEXITや、賃貸物件をこれから選ぶ人が、この会社を顧客としてショッピングリストから外すEXITもある。

コストの軽い弱いつながりの立場にいる人が早期にスクラムを組んでEXITすることが結局は近道で、会社の収益が悪化してようやっと、正社員がやむにやまれずEXITするようになるのである。

また「退職代行」のようなEXITの心理的コストを軽減するサービスも大きな需要があるし、内部告発情報を高価で買い取ることで告発協力者を経済不安なくEXITさせて、スクープで稼ぐ新しい「噂の真相」みたいなジャーナリズムなんかも需要がありそう。

もはやインテグリティかEXITかの二者択一なのである。