kindle, 手ぶら, iPhone, 禁酒,ウォーキング,禁煙,断酒,ダイエット,断酒,ノンアルコール,Evernote,ライフハック,読書.音声入力

徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

『働き方1.9』(ヒロシ著)の感想

【要点】

  • テレビに出ない=落ち目という連想。
  • ヒロシのこの本、とてもためになった。
  • 彼が新しい非線形の成功を掴み取ることがなぜできたか、この本を読むとよくわかる。

まずは安室ちゃんの話をしたい。

安室奈美恵、独占ロングインタビュー! 平成史スクープドキュメント 第4回安室奈美恵 最後の告白 |NHK_PR|NHKオンライン

これ面白かった。発見があった。安室奈美恵はずっと人気者だったわけではないのだ。90年代に人気の頂点を極めてから掌返され、マス市場から忘れられた経験を持つ。今でこそ伝説のスーパー・アーティストだけれど、実は彼女は這い上がってきた人。

散々祭り上げられてから、叩き落とされた。彼女はどうやって復活したのか? 詳細は、この番組の再放送があると思うのでぜひ観て欲しいけれど、端的にはライブ(コンサート)に特化した。それ以外を捨てた。自身は苦手だと認識するMC(楽曲の合間のおしゃべり)をほとんどナシにして、歌とダンスと演出でファンを魅了することに集中したのだ。

この30年間で音楽市場は劇的に変わった。いまでこそコンサート活動への集中は、アーティストの生命線という考えが当たり前だが、少し前までは、かなりの奇策だった。テレビのドラマやCMのタイアップソングをいかにヒットさせるかが、王道だったのだ。テレビに出ない=落ち目という連想。

安室奈美恵は、自分の決めた得意なこと、好きなことに割り切り、顧客とダイレクトにつながることで、見事に変態して、伝説となった。

働き方1.9 君も好きなことだけして生きていける

働き方1.9 君も好きなことだけして生きていける

 

ヒロシのこの本、とてもためになった。

俺にとって彼は『ザ・ノンフィクション』における名ナレーターの印象(めちゃくちゃうまい)が強いけど、ソロキャンプのYouTuberとしてブレイクしている。

ヒロシちゃんねる - YouTube

俺はアウトドアは全然しないんだけど、彼のYouTube観ると、ソロキャンプに行きたくなる力がすごい。俺も小さい頃から「ソロ活動」が好きだったからなあ。

修学旅行の夜なのに、独りで過ごした経験があります。ヒロシです。

ヒロシもまた、ピン芸人としてブレイクした後、「テレビに出ない=落ち目」とされて、世間から叩き落とされた人である。その彼が新しい成功を掴み取ることがなぜできたか、この本を読むとよくわかる。

ヒロシと安室ちゃんに共通しているのは、好きなこと、得意なことに絞り込んで、お客さんと直接つながる地道な活動をひたすら信じて継続したところ。

フロー型の人気商売ではなく、ストック型の共感商売に、勇気を持ってシフトしたところである。ポピュリズムからエンゲージメントへ。成功体験と決別して前を見ることは、できそうでなかなかできない。どうしても、良かった過去に固執したり、名声を引き摺ってしまう。手のひらを返したように冷たくなる世間が世知辛く、恨めしく思う夜もあるだろう。

冷戦期の経済が拡大していた頃のみんなの人生は、線形の順当なものがほとんどだったけど、これから大切なのは、失意のリセットの向こうにまた非連続、非線形の人生を見つめ直して、作り出して、それを楽しむことだ。

働き方の書でもあり、生き方の書でもある。