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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

個性とは、辛く苦しいもの

【要点】

  • 「楽しそうにも、まぶしくも見えない大人」から新成人に、花向けや激励の言葉を送ること自体に無理があるし矛盾しているのではないか?。
  • 直木賞作家が大人代表だとすること自体に、もはや無理があるのだ。
  • 個性的で素敵な大人なんて、どこにもいないではないか。

総務省が2018年7月27日に情報通信政策研究所の調査結果として発表した「平成29年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によれば、10代の新聞閲読率は3.6%、20代でも7.4%しかない。俺も最近は新聞なんて1文字も読まない(Googleニュースでも新聞社発コンテンツはすべて非表示にしてる)のでなんとも言えないが、これはメディアの問題と言うよりもコンテンツの問題なのではないか。毎月4400円払ってわざわざ官報、記者クラブ日記を読む奴なんていない。

だから、きょう成人の日に酒造豪商が新聞に新成人向けの「マンスプレイニング」を凝りもせず出しているけど、ターゲットの新成人は総務省の調査に嘘がなければ、1割も新聞読んでないのだから、当然ながら華麗にスルーされている。

直木賞作家先生の手紙風の商業コピーを読むと、勝ち組大人としてのバツの悪さ、気まずさが滲み出ていて何だか気の毒。この恒例企画も平成とともにそろそろ潮時なのではないかね?と思ってしまう。実際、成人が20から18歳に引き下げられる2022年からは、酒造豪商が新成人におめでとうと発するのは微妙となる。飲酒は20歳から合法、という法律は変わらないからだ。

「楽しそうにも、まぶしくも見えない大人」から新成人に、花向けや激励の言葉を送ること自体に無理があるし矛盾しているのではないか?と、作家の彼は内心で心配しているのだ。

「それは違う!断じて違うんだ。君の目には見えないだけだ」とは言っているものの、政財官学のあらゆる階層の大人は清廉さを欠いているようにみえるし、薄汚れた陳腐さにまみれた大人は「楽しそうにも、まぶしくも見えない」。

俺に言わせれば、大人が「楽しそうにも、まぶしくも見えない」理由は要するに、彼らが未来を恐れて、酒に逃げているからである。過去の成功経験に縋り付き、未来を切り開く勇気を喪失した大人が、半ば死んだ目で傷を舐め合い、アルコールで我を忘れているように見えるのだ。

酒浸りの薄汚れた無価値な中年と、直木賞作家とはどんどん乖離していく。ホモ・サピエンスとネアンデルタール人のように違う人種になりつつある。直木賞作家が大人代表だとすること自体に、もはや無理があるのだ。

和製レッドネックと化した酒浸りの大人はどう贔屓目に見ても反面教師でしかなく、新成人からすれば、新聞に刷られた「マンスプレイニング」など「うるせーバカ」なのではないか。

もひとつこの商業コピーを読んで引っかかるのは、「個性礼賛」についてである。

君の身体の中にある夢を、情熱で、君だけの大人を獲得するんだ。その個性が活きれば、この国も、世の中ももっとまぶしくなるし、未来がひらけてくるんだ。

とあるけど、個性ってそんなに素晴らしいものだろうか。俺にしてみれば、個性なんてものはこの国ではない方がずっと楽に生きられる。

日本で下手に個性なんてあると、朱子学カルトから要注意人物として目をつけられて、嫌な思いばかり。個性なんて辛く苦しいものでしかない。個性的で素敵な大人なんて、どこにもいないではないか。

二十歳の旅人にアルコールは要らない - 徒手空拳日記