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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

恵方巻きにあやまれ

【要点】

  • ファシズムとは別に政治的な闘争でなくても、コンビニの恵方巻きでも機能するのである。
  • ノルマを競わせる材料はなんでもいいのだ。
  • 恵方巻きにあやまれ!。

初詣も除夜の鐘も捏造なのだから、当然恵方巻きなどもまともな文化風習とは言い切れず、全国で定着したのは2000年以降と言われる。

恵方巻きの盛衰はコンビニという、ニコチン&アルコール・インフラの盛衰と重なるわけで、コンビニが365日のカレンダーとマーチャンダイジングをこじつけていく過程で思いの外売れた結果オーライで生まれたものだろう。

クリスマス→正月→バレンタインと続く商機のなかにあった節分という、豆しか売れないしょぼいイベントを、太巻きというコンビニのサプライチェーンを最大限に活用できる高付加価値商材を売るイベントにアップセリングすることに、まんまと成功したのである。

しかしコンビニというインフラが官僚化の果てに土管化して、本部は儲かるが店長はとんと儲からない構造的な衰退期に突入して、更にはSNSの浸透も並行して進んだことで、恵方巻きが本部→店長→末端労働者への悪しきノルマ商材として注目されることになった。上から落ちてくる無理めな仕入れを売り捌くべく厳しいノルマが課せられても捌き切れず、結果として大量廃棄処分となれば、ゴミとして棄てられる恵方巻きの写真がSNSを駆け巡った。

ノルマとは、ソビエト社会主義共和国連邦によって発明され、冷戦期の日本で完成された制圧形態の一つである。ノルマ Норма、ロシア語である。ノルマから逃げることはそのまま反社会的とみなされて悪とされる。負けるな、逃げるなとノルマに向き合わせて生産性度外視、とことん搾取するのが日本という温存されたソビエトにおける労働なのである。ソビエトは滅びたけれど、ノルマというミームは極東のファシズム国家のコンビニという「ソフホーズ」sovkhozで、末端の無気力な人々の首を絞め続けて来た。

コンビニとは、極東にいまもあるファシズム支配の一形態である。ファシズムとは別に政治的な闘争でなくても、コンビニの恵方巻きでも機能するのである。ハンナ・アーレント的に言えば、恵方巻きとは、日本における「悪の陳腐さについての報告」のひとつであろう。恵方巻きが、「はれのひ」というレンタル晴れ着のノルマになる場合もあるし、スルガ銀行のそれいけ融資獲得ノルマになる場合もある。ノルマを競わせる材料はなんでもいいのだ。

コンビニが日本のアイデアや活力そのものだった時代にキラ星のごとく捏造された人気の弁当商材が、組織の隅々まで行き渡る「陳腐な悪」によって、いつのまにかノルマ商材となり、ついには行政から「恵方巻きつくりすぎるな令」まで御触れが出回る始末。朱子カル商材もここまで来ると殿堂入りである。

「恵方巻き」大量廃棄問題で農水省が業界団体へ要望 「需要に見合った販売を行ってほしい」 | ニコニコニュース

恵方巻きすら「総駆り立て体制」の一部となってしまい本当に気の毒である。恵方巻きが悪いのではない、極東の朱子学カルトに無思考に寄り添い続ける愚民が悪いのである。恵方巻きにあやまれ!というシュプレヒコールがそろそろ世の中から出て来ても良いのではないか思うのだが、出てくるのはお酒は悪くない、お酒にあやまれ!ばかりである。アルコールで思考がまったくできないなんて、ファシズムの思う壺ではないか?