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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

こんまりのビジョナリー

【要点】

  • こんまりのすごさは、断捨離に明確な意味をつけたことだと思う。
  • こんまりは、「ときめき」という未来からやってくる価値やビジョンを見つけたことで、無駄の特定ができるようにした。
  • 片付けという一見すると即物的な行為に、ロマンティックなビジョンをつけた。

新年幸先よく原価ゼロの貰い物がメルカリで言い値でポンポン売れる。要らないものがお金に変わる。今年は不労所得に知恵を絞る一年でありたい。…といいつつも、このブログの露出で広告マネタイズすることは全然考えない。ページビューも視聴率も、とにかく露出すれば良い指標に過ぎず、この指標を高めようとすれば、食欲や性欲や支配欲を高めた方が手っ取り早く、こんな放屁ブログは‪端から‬効率が悪い。

ページビューで儲けるのなら、グルメやエロでガチンコでコンテンツつくった方がいいけれど、ページビューのために時間を浪費すると回り回って魂が穢れる気がしてしまう。結局は、穢れか自由かのトレードオフになるので、クソまみれのレッドオーシャン(クソの海 Shit Ocean)などには参入するのはダルすぎる。

地上波やおせちのない寝正月、Netflixで「こんまり」の片付けオリジナルコンテンツ配信がスタート。こんまりがアメリカで片付けを指南する。彼女は言わずと知れた片付けの革新者である。世界で大人気。

ネットフリックスの新番組、公開しました! | 近藤麻理恵オフィシャルブログ「こんまりのときめき片づけDays」Powered by Ameba

人生がときめく片づけの魔法

こんまりのすごさは、断捨離に明確な意味をつけたことだと思う。無駄とは何かを規定するためには、実は目的が必ず必要なんだけど、それまでの「捨てる!技術」や断捨離は、無駄とは何かがいまひとつはっきりしなかった。

こんまりは、「ときめき」という未来からやってくる価値やビジョンを見つけたことで、無駄の特定ができるようにした。そこがすごいと思う。コロンブスの卵である。片付けという一見すると即物的な行為に、ロマンティックなビジョンをつけたこと。そしてこのパースペクティブがあれば、ひとりひとりの無駄とは何かがはっきりして、その無駄をなくせば未来へと近づく。

こんまりは、いわば脱・消費依存という巨大市場の開拓者である。ときめきのためのビジョナリーな消費、使用、所有とは、要するに脱工業化への適応、適者生存である。

ハイブリッドカーの草分けであるプリウスが売れなくて、外見を無難にリニューアルして再デビューしたけれど、俺に言わせれば、プリウスが売れないのはデザインが悪いからではない。もはやクルマを買うことや持つことそのものにビジョンがなくなりつつあるからあんまり売れないのだ。デザインを変えても、売れないという課題はドラスティックには解決しないだろう。

米国は80年代から工業化が空洞化して、中間層が没落した。貧乏になった中間層に大量の安物を売りつける為に、彼らは中国でモノを作り輸入するようになった。彼らの家がジャンクだらけになり片付かなくなったのは、工業化というビジョンを失ったからだ。タイニーハウスやこんまりが米人に受けるのは、それが未来から現在に向けて流れてくるビジョンに思えるからだろう。

米国では、日本よりずっとsobriety (酒を飲まないこと)がポジティブに捉えられている。

アルコールをなくすことと家中のゴミを片付けることは俺にとってはほとんど同じである。どちらもビジョナリーなのだ。片付けもノンアルコールも、脱工業化社会を生きる人々にとって価値ある未来である。たくさん持つこと、毎日飲むこと、ビジョンもなしに消費することはなべて20世紀の古い価値観なのだ。