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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

変革経済へ

【要点】

  • ざっくり言うとモノ消費→コト消費→ジョブ消費へと消費の目的が大きく変わりつつあるのだ。 
  • 変革経済の本質は、「自由」「時間」「マルチタスク」の向上である。
  • 変革経済は、自動運転や音声入力といったテクノロジー・ドリブンなものだけではなく、これまでのモノ消費やコト消費を毅然と唾棄することによっても駆動される。

朱子学カルトの国や組織を変えるより、もはや自分を変えてしまった方が手っ取り早い──という真実に沿って生きる人々が増えている。

この潮流こそが、来年以降顕在化するであろう、自己変革に対価を払う「変革経済」てある。これはクリステンセンの言う「ジョブ理論」とも大いに関係がある。

ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム (ビジネスリーダー1万人が選ぶベストビジネス書トップポイント大賞第2位!  ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

ざっくり言うとモノ消費→コト消費→ジョブ消費へと消費の目的が大きく変わりつつあるのだ。

例えばモビリティで言えば、モノ消費とは「クルマを買って所有すること」であり、コト消費は、「休日にクルマで出かける旅行やサービスを買うこと」であるが、ジョブ消費とは、「自分が移動したい時に自動運転のライドシェア・サービスをHireする」ことである。

「ジョブ」とは、その人の生産性を持続的に向上させたり、課題をスマートに解決して、日常生活を変革させるチカラである。言わばビフォア→アフターに注目して、自己革新力そのものに、価値を感じる消費である。

俺の身近で言えば、音声入力の劇的な進化は、変革経済である。音声入力のビフォア→アフターによって、大袈裟にいえば生活そのものがガラチェンする。

変革経済の本質は、「自由」「時間」「マルチタスク」の向上である。自動運転の破壊力は、クルマを持たずに、所有にまつわるあらゆる面倒なことから自由になり、運転という究極のシングルタスクから解放され、移動中も別の課題をこなす時間に変えることができる。人類は数千年前からすでに権力者だけは「自動運転」の恩恵を受けていたのだが、その自由が、一般人にまで普及することを意味する。

しかし変革経済は、自動運転や音声入力といったテクノロジー・ドリブンなものだけではなく、これまでのモノ消費やコト消費を毅然と唾棄することによっても駆動される。例えば「アルコールをやめる」みたいなことは、シンプルだが極めて強力な変革経済となりうる。アルコールからの完全なる解放は、つまり「自由」「時間」「マルチタスク」を持続的に身につけることにほかならない。なぜなら飲酒とは、実は運転と並んで「不自由」「時間の浪費」「究極のシングルタスク」だからである。

変革経済とは、要するに20世紀の蛇足とのきっぱりとした訣別なのである。だから次のような整理もまた、テクノロジーに依存することのない立派な変革経済である。

  • 断つ(酒やタバコなどの徴税ドラッグや放送などによる国民国家動員プロパガンダから自由になること)
  • 理る(忘年会や定例会議、初詣やおふくろの味などの余計で時代錯誤なコトを理路整然と排除すること)
  • 棄てる(自分を立派な人物に嵩上げする為の余計なモノを棄てること、所有をやめてジョブに対価を支払うこと)
  • 見限る(友愛や絆などの不特定多数との関係を破棄してすべて市場化し、虚礼や儀礼を無視すること)

私たちひとりひとりの自由が脅かされようとしているかに思われる現在(高橋睦郎)