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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

マンスプレイニング mansplaining

【要点】

  • 説教したがる男たち 。
  • ずばり「マンスプレイニング」という概念である。
  • とことん変わるべきは、老害のおっさんである。

レベッカ・ソルニット「説教したがる男たち」がようやっと図書館で借りられたのでちんたら読んでいる。

説教したがる男たち

エセー集。来年の日本を占う鍵概念が書かれていると思ったので紹介したい。ずばり「マンスプレイニング」という概念である。「マンスプレイニング」mansplainingは、manとexplainingの合成語。

男性が女性に対して行うもので、相手が自分よりも多くを知っているという事実を考慮しようともせずに解説しだすこと、と定義される。男性が、女性を見下す、あるいは偉そうな感じで何かを解説、説教する行為を指す。

「男性は女性よりも知識が豊富である」とか、「知性や教養は男性のものである」といった非科学的で根拠のない性差別を前提とした衒学的言説や態度を示す言葉である。

わかりやすい言い換えは「マウンティング」だろうか。おっさんがお嬢さんをバカ扱いすることが、米国では軽蔑されつつある。米国ではハラスメントは当然のこととして、こういった年長者の男性による女性への「マウンティング」までもが、嫌悪や忌避の対象となりつつある。

マンスプレイニング現象の背景には、Googleの浸透と普遍化がある。女にしてみれば、知りたいことをわざわざ下心満載の生身の男に聞く必要なぞもはやないわけで、Googleに及ばない「ちんこ人間」のしょぼい知識など、丸で価値がないのだ。このことに気づいていないのはGoogleを過小に評価してきたおっさんだけである。要するにGoogleによって彼らの価値が毀損されつつあるのだ。

人間は一日に35億回も、視線を上にではなく、下に落として画面を見ている。見当はずれの質問をしても批判されることはない。純然たる無知もあたたかく迎えられる。(the four GAFA 四騎士が創り変えた世界)

最近の日本の調査で、忘年会に行きたくないとするスコアが4割を越えるという結果があったけれど、日本でもとくにアルコールが入ると40代以上の男にクソな「マンスプレイニング」がかなりある。

会社の忘年会、行きたくない派が4割超え「上司が嫌い」「つまらない」 | ハフポスト

お酒を飲んで、立場の弱いものにやけに偉そうに振舞ってしまう日本人中高年男性は驚くほど多い。アルコールによって幼稚な自己中の本性が表面化してしまう。

若い女に偉そうに振る舞う行為そのものが、パワハラの次に標的とされつつある。この動きは日本にもすぐにくるだろう。飲み会だけでなく普段の仕事場でも、マンスプレイニングが告発の対象になりうるのである。

日本の軍国企業では、今でも会社組織や従業員が不気味なスタンドアローンであり続けている。サイロ・エフェクトとは要するに、スタンドアローンということだ。利益を生み出すことを目的とした組織や従業員がスタンドアローンでいることは、市場原理から見れば長くは許されないはずなのに、時の運で居残った40代以上の老害おっさんに、マンスプレイニングが顕著に見られる。

単に世界とも市場とも繋がっていないスタンドアローンだと言うのに、それを自分が中心にいるとうそぶいて、弱い対象に偉そうに振舞ってしまう、これが「コミュ障」でなくてなんだと言うのか。こんなコミュ障老害の奴らと酒なんて飲んでもろくなことがない、だから忘年会なんて行きたくないのではないか。

日本の40代以上の老害の場合、女性にだけではなく新入社員や非正規雇用といった制度的な弱者へも偉そうに振る舞う。したり顔で、古臭くて閉じられた知識を「解説」しようとする老害ばかり。新入社員は完全に無知無能であるという前提自体が確実にハラスメントの対象になっていくだろう。とことん変わるべきは、老害のおっさんである。

まあ俺は既に誰にも何も説明しない「非クスプレイニング」を徹底しているので問題が起こりえない。