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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

今年最も印象的な言葉

【要点】

  • この社会の核には「悲しみ、懊悩、神経症、無力感」で横溢させ、人間を常態として萎縮させ続けるという統治の技法がある。 
  • 何故こんなにも生真面目な小利口が量産されるかといえば、悲しみ、懊悩、神経症、無力感で横溢させ、人間を常態として萎縮させ続ける日本の統治技法がまだ、まだら状に機能しているからである。 
  • 生真面目だけが取り柄の小利口が、朱子学カルトシステムでしょぼい立身出世を受けられる時代はとうに終わっている。

この社会の核には「悲しみ、懊悩、神経症、無力感」で横溢させ、人間を常態として萎縮させ続けるという統治の技法がある。(酒井隆史『通天閣』)

カルロス・ゴーン仮釈放かと思いきやブロックの再逮捕。

UNITED NATIONSを「国際連合」と訳すのは、敗戦を終戦と言い換えるのと同じ、悪質な作為である。UNの正確な訳は「連合国」、つまり第二次世界大戦の勝者による敗者統治の枠組みであり、日本はいまも敗戦国でしかない。統治とはもちろん政治にとどまらない。経済も統治の対象である。

フランスは疑うことなく「連合国」の有力なひとつであり、フランスの国策企業であるルノー(しかも、日産の厳然たる親会社)のCEOを日本において逮捕、拘留するには、基本的には「連合国」側の承認が必要である。これは解釈や意見ではなく、歴史的な事実を述べているに過ぎない。だからこうして意地で再逮捕してもフランスが承認しなければ長くは続かない。

冒頭の引用は、俺が今年出会った最も印象的な言葉だけど、カルロス・ゴーンの逮捕などは、日本人の典型的宿痾としての「悲しみ、懊悩、神経症、無力感で横溢させ、人間を常態として萎縮させ続けるという統治の技法」。拷問に次ぐ非人道的な方法で尊厳を挫く。日本人には通用する統治の技法が、連合国には通用しない。小利口には、この当たり前の常識が通用しない。

生真面目な小利口というのは、札幌の平岸でノルマの消臭スプレー缶をいっせい噴霧→大爆発を起こすのをみてもわかる通り、極度の視野狭窄である。視野狭窄は時代の節目には命取りとなる。

何故こんなにも生真面目な小利口が量産されるかといえば、悲しみ、懊悩、神経症、無力感で横溢させ、人間を常態として萎縮させ続ける日本の統治技法がまだ、まだら状に機能しているからである。

日本の義務教育、高等教育、社員教育の全ては、小利口量産の目的に集約される。個人の尊厳を奪い、個人を悲しみ、懊悩、神経症、無力感で横溢させることで「逃げるな」「考えるな」「逆らうな」「謙虚であれ」の命令を徹底的に刷り込む。軍国システムを草の根で支える不戦戦士の量産である。

日本の生産性が低いのは、この中世的不戦戦士制度残存のせいである。朱子学カルトとは、不戦と配分ゼロの環境で、下々に無限の削り合いと潰し合いを続けさせることで、統治権力への反抗心を消耗させる狡猾な仕組みである。そもそもこの国の統治者は、‪潰し合い最優先であり、端から‬生産性を上げようと思っていない。

この終わりなき「朱子学カルト・ロワイアル」から逃れるには、生真面目や頑張り屋さんという態度は命取りの短所に過ぎないという厳然たる新しい事実に気づくしかない。

生真面目な頑張り屋さんは、①他人の命令に過ぎない情報を貪る「くれくれ君」であり、②考える力が権力によってごっそり奪われているので「そちらが全部決めてくれ君」であり、③どんなに頑張っても権力にそもそも分配資源なんてないので、立身出世も「させてくれない君」である。

生真面目だけが取り柄の小利口が、朱子学カルトシステムでしょぼい立身出世を受けられる時代はとうに終わっている。そのことに無自覚だと、ガス爆発するまで搾取され無限責任をなすりつけられたり、連合国にちんちんに詰められる損な殿(しんがり)役ばかり押し付けられる羽目になる。

しんがり【殿】
①〔「しりがり(後駆)」の転〕軍隊が退却するとき、最後尾にあって、追ってくる敵を防ぐ役。
②列・順番などの一番あと。また、最後の人。
大辞林 第三版