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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

4400円で何が買えるか?

【要点】

  • 読売新聞が購読料を値上げするらしい。 
  • 4400円で何が買えるか?
  • プライシングには、ざっくり分けてコストを積み上げていく考え方と、顧客の納得するバリューから判断を下す考え方があるんだけど、コストの積み上げでプライシングするのはもう無理じゃね?

読売新聞、25年ぶりに購読料を値上げ「販売店で経営難が深刻化」

読売新聞社によると、現在は朝刊・夕刊セットで4037円(税込)のところ、2019年1月1日から4400円(税込)になり、363円の値上げとなる。

「民主主義を支える戸別配達網を維持し、ご自宅に毎朝、新聞をお届けするため、誠に心苦しいところですが、ご理解をお願いいたします」と理解を求めた。

税抜きは4074円。軽減税率が適用されなければ10/1以降の税込価格は、4481円になるのだから、軽減税率のおかげで購読者が負担しないで済む購読料は、月あたり81円でしかない。たかだか81円の為に徴税勢力に首根っこ掴まれてる新聞屋って、ちょっとバカじゃね?と思ってしまう。

4400円で何が買えるか? 吉野家の牛丼なら11杯食べても220円のお釣り。Amazonでならサントリーのウイスキー大レッド(4リットル)が宅配もしてくれて4000円しない。NHKなら2ヶ月分、週刊文春なら10週間買える。Amazonプライムなら11ヶ月も支払える。Netflixでも3.6ヶ月に相当する。激安のMVNOであるフジWi-Fiならば、100ギガプランが期間縛りなし解約手数料なしのプランで税込4104円である。

読売新聞購読料月額4400円というのは、もはやマーケット・プライスとして相当無理があるのではないか。プライシングには、ざっくり分けてコストを積み上げていく考え方と、顧客の納得するバリューから判断を下す考え方があるんだけど、コストの積み上げでプライシングするのはもう無理じゃね? と素人の俺ですら思う。

値上げの説明によると苦しいコストの大半は、宅配らしいのだけど、「戸別配達」と民主主義は、なんの関係もない。インターネットを無視した牽強付会なこじつけでしかないのではないか。

記者クラブの大本営発表を、あちこちの偉そうな人に怒られないように垂れ流すだけの「アンフリー・ジャーナリスト」という、「高給社畜」の人件費をまずコストカットするのが筋なのではないか。

読売新聞、戦前は単なる超絶マイナー紙でしかなくて、この新聞が戦後に勃興したのは、正力松太郎という政商によるところが大きい。彼は米軍に媚を売りながらいち早く日本テレビ放送網を立ち上げることでメディア・コングロマリットとしての地位を確立した。「民間放送」「巨人(プロ野球)」「原子力発電」の「利権トライアングル」を作り上げた。戦後プロパガンダのインフラ(土管)とコンテンツを作り上げたのだ。

しかしその日テレの視聴率にも陰りが見えてきた。今年10月期の月間3冠の座から陥落したことがニュースになったばかり。

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日本テレビは守りに入って視聴率に異変 凋落のフジテレビと酷似か - ライブドアニュース

NHKと読売グループはいわば「仲の悪いふたご」みたいな関係だけど、放送という国民国家プロパティの土管ビジネス自体が急速に斜陽化しつつある。もはや日本国内でYouTubeをブロッキングするくらいしか、抜本的解決策はないのではないか。

まあ俺にしてみれば読売グループがどうなろうとどうでもいいのだが、4400円というプライシングは、市場価値という意味で完全に破綻している。ホイホイ払う人の気が知れない。

今さら新聞なぞ購読しているのは、公共機関やオフィスを除けば、リッチな年金生活をエンジョイしているごく一部のシニア層くらいであり、聖◯新聞すら払えない老人が激増している。20世紀のプロパガンダ土管をだましだまし維持するのも、そろそろ限界なのかもしれない。