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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

フランスの暴動に思う

フランスの暴動で、みんなが着ている黄色のベストは、クルマが故障した時に追突や巻き込まれないために着用するように車載がフランスの法律で義務付けられており、クルマを持っている人なら必ず持っている衣服で、今回は燃料の課税への抗議だからみんなが着て抗議している。

俺はこのエピソードを知った時、フランス人はなんて賢いんだ! と感心した。いや人類がまとまる時の賢さという意味でこれは普遍的なものである。人類はこうやって生存してきたのだ。

費用ゼロで敵味方を識別できるし、結束を表現できる。抗議者の属性がドライバーつまり燃料の重税に困る人だという意味も明快である。さらに目立つ蛍光色だから、テレビにしろインターネットにしろメディア映えする。

人類は、結束しているから行動するんじゃない。その真逆である。行動を通じてようやっと初めて結束するのである。儀礼とはそういうもので、デモは大衆の儀礼である。暴動がここまで拡大した真因は、黄色のベストをみんなで着るという「発明」そのものだろう。頭良過ぎる。

今日未明に強行採決された奴隷輸入法案も、人間の知能をナメている。日本の政財官は人類をナメている。外人だろうと日本人だろうと、弱者には弱者の周到な戦略があるのである。

弱者である日本人の新入社員が、ブラック労働の実態をSNSに克明に記録したことで、企業の社長が辞める事態に至ったことは記憶に新しい。不正事実を記録することがテクノロジーの力で簡単にできる。その不正事実はあっという間に拡散する。

外国人労働者も不当な扱いを受ければその事実はあっという間にSNSを通じて拡散されるわけで、フランス人が黄色いベストを着るみたいな発明は、虐げられたと考える人によって必ず見つけ出される。

日本における人手不足の真因は、日本人によるわかりづらいサボタージュなのだと思う。フランス人は黄色いベストを着て暴動に出る。日本人は搾取されるだけの給料の安い3K仕事にはそもそも応募しないとか、やったとしても生産性をわざと下げるいう迂遠な面従腹背のストライキをする。

人類は知恵者なので、どんな権力であっても完全に抑え込むことはできない。賢い資本家はそのことに気づいているからこそ、そもそも人を雇うことを急速にやめている。Amazonの倉庫なんてもうロボットしか働いていない。大量の人を雇って社歌を歌い社食で飯を食い、仕事が終わってからみんなで一杯飲みに行く……みたいな行動様式そのものが、もう要らない。

朝四時まで老いた国会議員がどんなに小競り合いしても、どっちみち外国人を思い通りに働かせることなど丸で出来ない。彼らもスマホを持っているから。アジアの言語の壁なんて、もう自動翻訳のチカラでないも同然である。

そしてホモ・サピエンスは必ず、黄色のベストみたいな反抗の為の発明をするのである。そして不当だと感じた人間の怒りは、SNSを通じて瞬時に広がってしまう。