kindle, 手ぶら, iPhone, 禁酒,ウォーキング,禁煙,断酒,ダイエット,断酒,ノンアルコール,Evernote,ライフハック,読書.音声入力

徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

下痢と激太り

もうホント、地上波とBSチューナーを棄てて完全にNetflixとYouTubeに切り替えようと思っている。自動録画されている「NHKスペシャル」は殆ど見る価値ナシで95%タイトル判断だけで観ずに消去しているのだけど、「平成史スクープドギュメント〜バブル終わらない精算」というシリーズで山一證券の破綻を検証した回だけ暇つぶしに観た。

いまから約20年前自主廃業した山一證券の関係者から集めた次のような証言が印象に残った。

出し抜かれたらこれはもうクビなんですね、事法マン(山一證券の法人営業を担当する花形部署)は。

もう存在価値がないよという風な感じですから、そしたらもう即刻転勤になっちゃいますけど、24時間働き続けていつくも膜下出血とかで血管がぷちっと切れちゃって即死というか、死んだとしても自分の人生は悔いなしと当時はずっと思っていましたので毎日。(花形部署にいた社員の回想)

立身出世の為なら「くも膜下出血で死んでもいい」という考えそのものがクレージーな朱子学カルト。いま思えば、証券会社の業績なんて個人の才覚よりも単にバブル景気要因だったわけで、証券に限らず全てのリーマンの成功は景気要因だった。自分が穴を開けるのだけは避けなければ、という悲壮感で締め上げられている。こんな極限状態だからか、上の社員と同一人物による次のような証言も酷すぎる。

もう本当に胃が痛くなりますよ。自律神経失調症とか。事法のフロアにあったトイレは朝出勤するともうほとんど全部埋まっちゃっていて、みんななんか下痢しているなという音があちこち隣の個室でもうめき声がしていたりとか、かなり苦しんでいるなというのは、自分も含めてみんな苦労しているなというのは日々の中で思っていました。

朝行くと社員が下痢でトイレの個室が全部埋まっている……。これは既視感のあるディストピアだ。下手すると個室で吐いてるやつもいた。徹夜で仕事してトイレで眠り込んでる奴なんかもいたなあ。

俺に言わせれば、下痢の真因はアルコールで、追い込まれたストレスでアルコールを飲み過ぎてしまい、腸がやられるのだろうと思う。腸は人間第2の脳どころか脳を支配している可能性すらあり、腸がアルコールでやられると思考も動物本来の自律も失う。

あと、ブラックな過労が当たり前だった頃は、組織の中に必ず激太りする社員がいた。激太りは集団下痢よりも更に良くないサインだ。精糖、精油、酒精の大量摂取の背景にあるのは追い込みのストレスである。

脳も肌も腸もおかしくなるまで懸命に働いたのに、山一證券の社員7500人は、報道を通じてはじめて、自分たちの会社の終わりを知ることになった。つまり彼らは社会人という名の固定費に過ぎなかった。

山一は結局、自分が期待した通りにはならなかった事実を目の当たりにして愕然としましたけど、いっそのこと、自分の会社も潰れたし将来もないし、あとは死ぬしかないなと思う瞬間があります。

組織に忠節を尽くす、組織第一で一生懸命に、組織と周りの社会、世の中のために捧げることが、自分の生き方の基盤だと。自分の生き方でどこが間違ったかとずっと今でも引っかかっています。(「飛ばし」行為を首謀した役員の証言)