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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

これからの住環境とは何か

「高輪ゲートウェイ」駅から三駅目の川沿いで地面師に63億円騙し取られたハウジング企業がじゃんじゃん宣伝している持ち家のCMを見るたびに、こんなハリボテ風の豪邸建てられるのは上位何%の富裕層だよと突っ込みを入れるわけだが、果たしてこんな昭和時代の「憧れ」がこれからも理想の暮らしなのだろうか。あんなものは「ゲートウェイ」というネーミング・センスと同じ過去のもので、あらまほしき未来はぜんぜん違う。

意思決定をバブル世代がやっている日本は冷戦期の寝ぼけた過去のまま。

これからの普通の暮らしは老若男女、銭湯近くの風呂なしシャワーのみの賃貸に住むことではないか。

しかし都内には、もはや風呂なし物件はほとんどない。あってもくそボロいアパートである。SUUMOとかで探そうとしても「風呂なし」のチェックボックスすらない。でも本当は、銭湯至近で風呂なしのシンプルな賃貸に住むのが賢いと思う。ソーシャル・リビングみたいなライフスタイルが出てくるといい。

最近の銭湯は立派なサウナもあるし、めちゃくちゃ清潔だし、黒湯温泉や露天風呂まであったりする。だからサウナの専門サイトとかで評価の高い銭湯周辺に、安くておしゃれな風呂なし物件を開発したら人気が出ると思う。

銭湯も、今の時代繁盛していないと潰れてしまうし、老人だけで経営する銭湯なんかももはや持続可能性が低いと言わざるを得ないので、銭湯周辺にこういう物件が複数出来てくると、銭湯も働き手を雇う余裕が出てくるし、街も持続可能になるのではないか。しかし今の法制度は銭湯の許認可を世襲に限っていたりしてクソなので、まず法を変えなければならない。何でもかんでもまず法を変えなければ動けないクソ国──それが日本の難儀である。

部屋にはシャワーだけで風呂は付いていない、しかし近所に最高の風呂がある、これが理想の暮らしに変わっていく。そして、この理想の住処から逆算して、どうやって必要十分な金を稼ぐかを考える。光熱費込みの家賃をどれだけ低く抑えるかが重要で、銭湯代はせいぜい月1万円、食費だって2万円もあればOK。酒飲まないと食費はぜんぜんかからない。

他方、シェアハウスのようなものは苦手である。男女問わずよくわからない人間との共同生活なんて、想像するだけで身の毛がよだつ。俺はそもそも他人という人間を全く信用していないので、他人に期待をすることもないし、他人を利用しようとする野心もない。どこの馬の骨ともわからない人間とおざなりで退屈な会話をするよりは、図書館に引きこもって、もう死んでしまっている人の書いた書物と対話をしている方が、よほど心持ちが穏やかになる。

世界と比較しても日本の単身世帯の進行は半端ない。独りで暮らすスタイルこそ既に世の中のど真ん中になっているのだから、マーケットも必ずそうなっていく。もはや物語というよりは個人の趣味でしかない核家族が、子どもの自立までのたかだか数十年の為にマンションや戸建てを奴隷金融で借金して所有するなんて滑稽な無駄でしかない。アトム化した個人が地面師のカモであるセ○スイハウスに住むわけない。

クルマが軽自動車に変わって、やがて非所有のシェアリング形態になるように、家も小さく安く短期に借りるものになっていく。NHKや朝日新聞は要らないから、WiFiとNetflixがあればいい。衣食に比べて、住環境はおそろしく昭和のままで気が遠くなる。