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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

クレカのコモディティ化

ダイナースクラブの広告記事、「厳しいご指摘を頂いている」早期に掲載終了

世間的に有名なカリスマ経営者に仕える「縁の下の力持ち」的な人ばかりにインタビューした某本を先日図書館で借りてざっと読んで、つまらなくて速攻で返却したのだけど、カリスマの背後にいる単なる走狗の話は、それにしても想像を絶する退屈さであった。

当然のことながら彼らが仕えるトップのことをけなす勇気などはないので、ただただおべっかのオンパレードで、丸で面白くもなんともないのである。

強いリーダーの下にはヒラメと茶坊主しかいない……というのが俺の持論で、日本では特にその傾向が強い。強いリーダーは下を育てないことが多いし、そもそもチームワークで仕事してない人が多い。

つまり彼らヒラメや茶坊主をインタビューして得られる一次情報なぞ所詮は「怒られないための処世術」でしかない。本をそっと閉じて「ああやっぱりな」と俺は独りごちたのであった。そんなインタビュー読むよりは、誰でも顔も名前も知っているカリスマ経営者が街中で秘書らしき人間を面罵していたといった怪しげな目撃談の方がまだ暇潰しになる。

カリスマですらないサラリーマン経営者にひもづく秘書などといったら、いまどきロボティクスやAIでできるような仕事ばかりであって、気配りだの忖度だのちゃんちゃらおかしい。或いは「トロフィー秘書」のような別の意味を帯びたカギカッコ付き秘書も多く、関わることを避けたい地雷だらけである。

そんな女性秘書三人が「座談会形式」で世の中のコモディティ・カードをいぎたなくdisった幻冬舎の「ゲーテ」によるダイナースクラブが広告主と思われる「ペイド・パブリシティ」企画が炎上、早期掲載停止となった。

俺がこのパブリシティ記事に思うことは三つ。

①座談会ってみんな思ってもないことを言う

その場のノリで、退屈しのぎに、期待されている方向っぽいから、とにかく嘘だらけ。ダイナースの担当者は座談会をリアルに記事にしたものと主張してるけど、そもそも座談会に信憑性がないのである。人間は嘘をつく動物である。

②「秘書ならば、できる男を知っている」という前提がもう機能しない

PC使えない桜田大臣みたいな役員のGoogleカレンダー代わりの仕事をしている秘書業務なぞ、とうにコモディティ化しており、かなりの確率でアウトソーシング対象の業務になっている。秘書そのものの業務がコモディティ化している。秘書だけでなく銀座のママとか客室乗務員とか、「勝ち組の男をよく知っている」と思われてきた職業も、ダイナースクラブ同様急速にその権威を失っている。

③クレカそのものが土管化していて差別化しても仕方ない

銀行の金融サービスもそうだし携帯キャリアもそう。基本的に差別化できない。付加価値化するのはATM屋のセブンイレブンとか、QRカードで決済するメジャーなアプリとか、客に一番近いところにいる業者であって、客からすればどんどんクレカなんて無料の一枚あればOKになりつつある。

俺なぞはもはやクレカをゼロにできないか、検討し始めている。クレカじゃなくてもVISAのデビッドでかなり代替できるし、モバイル決済が普及すればクレカなんて要らなくなる。

この炎上PR企画は、①座談会で②秘書が③クレカのブランドを語るって言う構造が昭和のママ。そもそも『ゲーテ』なんて、今さら誰が読んでいるのだろう。不思議だ。