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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

「録れ高」こそ価値になる

カルビーからライザップに移籍したプロ経営者の松本晃さんは、「ノーミーティング、ノーメモ」と言っていて、ムダな会議はやらないし、メモは取らないという。つまり口頭ベースの短期記憶で判断や処理できるシンプルな情報を重視している。ホンダも、出席してても貢献できない会議は、途中で抜けてOKみたいなルールがあると聞いたことがある。会議って本当に要らない。

俺も最近はまさに「ノーメモ」を突き詰めようとしている。打ち合わせに出てもメモなんて1文字も取らないし、相手の話もまともに聞かない。こちらから行ってこいの会話だけする。ICレコーダーで全録しているので、相手の話は聴いていない。相手の一次情報から仮説を設定して、その検証に時間を使う。だからメモも一切取らない。議事録なんて要らない。紙のノートも手帳も要らない。

この「ノーメモ」の背景にあるのが、音声関連テクノロジーの驚くべき進化である。しゃべったことがかなり正確にテキストになるようになった。ICレコーダーの性能向上でライフログとして丸一日音声を記録できるようになった。このテクノロジーの進化を前提とした思考体系を身につけようとしている。

つまり、文字を手で書く必要がなくなったのだ。文語よりも口語を重視した情報生活を、徹底的に洗練させていくべきなのである。

これからは頭にどれだけのコンテンツがあるかこそが大事になる。そしてそのコンテンツを「口語で」どれだけアウトプットできるかが大切になる。

音声入力にして困ったこと。キーボード入力の時間がほとんどなくなったので、ボトルネックが、キーボード入力ではなく、書く内容になったこと!! - 勝間和代が徹底的にマニアックな話をアップするブログ

音声入力テクノロジーがまだ実用的でなかった頃は、頭の中のコンテンツを手書きで(手書きが一番速かったので)アウトプットすることが大切だった。赤羽雄二の『ゼロ秒思考』はその為のハッキングであった。

俺の今やってる試みは、紙に手書きで頭のなかを書き出すプロセスそのものを省略することである。手書きもフリックもQWERTYもできるだけ使わないのである。何を使うか?

ICレコーダーでとにかく頭のなかのコンテンツを口語にするのである。その為に、ICレコーダーのトラックマーク機能を使う。録音はずっとしているので、後からサルべージする為に、録音データにマーキングするのである。トラックマークをつけて頭のなかから考えを吐き出して、後からそのトラックマークを頼りに録音を聴きながら、シャドウイングで音声入力していく。これをやると文字を書くプロセスをあんまり必要としないのに、大量のテキストが残るようになる。

「ノーメモ」を突き詰めてアウトプットの質より量をまず飛躍的に高めていく。暇な時にその大量のテキストをスマホで読んでみる。自分の関心事や思考トレンドが大量に文字に残っていると、いま何を考えているか、どんな傾向を持っているか、自分で自分の頭の中がすごくよくわかるようになる。そのインサイトを元になぜなぜをさらに繰り返していくと、ある時にぱっと新しい理解にたどり着く。手書きもフリックもQWERTYもあんまり使わず、頭のなかを毎日口語化→文語化しまくっている。ICレコーダーに録音する自分の考えの「録れ高」をいかに最大化するか──これこそがこれからの付加価値だと思う。

話すように書け(宇野浩二)

これから大切なのは、書くように話すことだ。