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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

立ち書きスタジオ

寺山修司生前の書斎写真が好きで、どこがいいかというと、あんまり作家っぽくなくて、どっちかと言えばビジネスマンっぽいところ、とてもシンプルなところがいい。

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寺山修司の手書き原稿はとても几帳面で、書斎にもその几帳面さがよく出ている。彼は残念ながら47歳の若さで死んでしまったけど、もし現代に生きていて、最新の音声入力テクノロジーを見たら、何と言うだろうか?

きっとすぐに音声入力を取り入れて、マルチなアーティストとして活躍しているのではないかと思う。ということで、俺の書斎ももし彼が現代に生きていたらどんな書斎を作るかという発想で組み直している。こういう作業が一番楽しい。

Kindle fire HDをアンドロイド化したタブレットによる音声入力とiMac上のキーボード修正で、作文をほとんど行うようにしている。椅子に座って喋るよりも、立ったまま喋った方が頭の回転が良くなる気がして、書斎の立ち机でひたすら音声入力によって文章を作るようにしている。題して、「立ち書きスタジオ」である。レコーディングしている歌手みたいに、文章を書いている。

今のところ音声入力ならiPhoneやWindowsよりも、断然Androidが優れている。音声入力の性能が圧倒的に良いのは、GoogleでもSiriでもなく、Simejiで、Simejiとの相性がいいのはAndroidなのである。あと、Androidはカーソルの位置を動かせる矢印ボタンがついているところが好き。

とにかく書き始める初動の部分で、Simejiの音声入力テクノロジーは圧倒的に便利である。野口悠紀雄が話すだけで書ける究極の文章法 人工知能が助けてくれるで言っているとおり、モノを書く一番のボトルネックは初動である。初動がほとんど何のストレスもなく、頭の中の思いつきがじゃんじゃん文字になっていくことができるのが音声入力最大の利点である。サイコキネシスを手に入れたかのよう。

そしてAndroidとiMacをクラウド上でほぼリアルタイムに繋げてくれるアウトライン・プロセッサーがWorkflowyである。これがあれば構成を比較的自由に組み替えられるし、クラウド上に全ての音声入力が蓄積されていくので、非常に便利である。しかも毎日Evernoteに変更ログを自動送信してくれるので、Evernoteへのバックアップも非常に円滑である。

今、特に意識して力を入れているのは脳内構文スキル。頭の中にワンセンテンス分のワープロ液晶ディスプレーを思い浮かべて、そこに一つのセンテンスを完結させることを脳内で行う訓練である。そのワンセンテンス分の脳内液晶画面を読み上げるようなイメージで構文を積み上げていく。

鍛える為に白新聞紙にセンテンスを早く書き殴る訓練をしている。手で書いたワンセンテンスが頭の中で具体的な二次元の文字として見えるようになれば、それを読み上げるだけでかなり手直しも必要のない正確な文章を音声入力だけで作り上げることができる。そろばんの得意な人が頭の中にバーチャルなそろばんの玉の動きをイメージして、むつかしい暗算をする感覚に近い。

「立ち書きスタジオ」で早朝に音声入力を一日1時間もやるとかなりの筆力で文章をアウトプットできる。むしろ問題は、1時間も喋り続る内容がないことで、早朝、脳内構文の素を考える作業を1時間、音声入力のあとすることにしている。

早朝にこの2時間が取れれば、もうその日の生きる意味は完了したも同然で、眠るまでの残り時間は単なる余生である。文章を合成したり編集したりする作業には、そんなに頭を使わないので重要なのは音声入力の1時間と、その原石をじっくり考える1時間の合計2時間である。

言葉を友人に持ちたいと思うことがある。

それは、旅路の途中でじぶんがたった一人だということに気がついたときにである。

寺山修司