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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

平成という立ち往生

日本で社会福祉が行き詰まっているのは単に金持ちに累進課税を適用出来なくなっているからで、金持ちは、見ず知らずの貧しい老人のためになんて金を使いたくない。アベノミクスは要するに資産運用による所得を甘く見逃して、富裕層から税金を厳しく取り立てるのを諦めたということ。人々がいま直面する四苦八苦を紛らす金は、中間層と未来から薄く広く取って来る、というのが日本の政官財の先送り泥棒スキームである。

テレビ、アルコール、朱子学カルトが日本の三大ドラッグなのだけど、テレビは百万遍同じ情報を浴びせて消費させることで消費税を搾り取り、アルコールは野放図に24時間いつでもどこでも好きなだけ買って飲めるようにして酒税と消費税を二重で掠め取り、朱子学カルトは人間を社会人や会社員という組織の檻に精神的に軟禁して、天引きで所得税を差っ引く。

これらのドラッグ中毒者は、要するに徴税ターゲットなのである。消費税を食料品など必需品で負けてやるかわりに、タバコ税を上げて相殺するつもりでもある。

戦前・戦中の軍事最優先国家がそのまま経済最優先国家になっただけで、OSは軍国時代のまんまである。生真面目だけが取り柄の名もなき人々の命など二の次。

軍国の政官財学が軍国OSのコマンドキーで中間層に刷り込んできたことを列挙すると……。

  • 考えるな。

「なぜ」と「で」を封じ込めるために、「なぜ」や「で」を口にすることそのものを失礼なこととして幼児期から徹底的に洗脳する。元気よく「はい」と返事することしか評価しない。

  • 周りと合わせろ。

徹底したピア・プレッシャー(同調圧力)を人工的に作り出す。具体的には生物的に同質な集団を同空間に軟禁して、彼らを政治闘争(いじめ)に熱中させる。

  • 逃げるな。

「選択と集中」という言葉があるけど、選択も集中も同義であって、この言葉によって実は命令されていることとは、「権力者にとって損になることから下々は決して逃げるな」ということである。

  • 酒は人生の活力源である。

戦中は覚せい剤を打ちまくっていたが、戦後はより安価に製造、流通させることのできるエタノールに麻薬を一本化。国家総ぐるみとなってアルコール投薬を朱子学カルト儀礼に援用して、プロパガンダを身体的に、体験的に腹落ちさせた。

  • 消費は美徳である。

野球やテレビドラマ、アメリカ横断ウルトラクイズなどあらゆる手を使って米国を好きにさせ、米国式の大量生産、大量消費を正義として礼賛、奨励。核家族というライフスタイルや、持ち家を35年ローンで買うことや、マイカーを頻繁に買い換えることを中間層の「身の丈の幸福」として洗脳。

  • 忙殺は美徳である。

しょうもない相互監視や感情労働にがんじがらめにして、とにかく忙しくさせる。忙しい奴が偉い、忙しい奴こそ優秀という価値観を捏造して、国民の「心を亡くす」プロパガンダを推進。中産階級に忙しいフリ、コネのあるフリ、金持ちのフリをさせ、おだて、酒を飲ませ、考えられなくして、消費させる。

──軍事最優先国家が、吉田茂の戦略性によって軍事を米国に押し付けて、経済最優先国家になったのが戦後の冷戦期である。冷戦が終わってからすぐに始まった平成時代は、不可避の変化を嫌い、未来への適応を先送りした取り返しのつかない無駄な時間であった。