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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

損得勘定キマジメン

私の原理は明確で、10年後にないものは今すぐ容赦なく棄てる、である。アルコールやニコチンはもちろん、PCメインの仕事とかヒエラルキー組織の「マネジメント」とかGDL(ゴルフ、ディナー、ランチ)とか、多分10年後には殆ど不要なものなので、今から容赦なく棄てる。価値とは未来が決めるもの。過去に価値があっても現在価値があるとは限らない。

サウナでYouTubeから落とした90年代J-POPメドレーを聞きながら、なぜあの頃の音楽を聴くと物悲しい気持ちになるのか考えていたら、ようやっと答えがわかった。

あの頃の歌謡曲はすべてマスの中間層に向けたプロパガンダだったのだ。あの頃大量にいた中間層が今ではもうすっかり絶滅に瀕した、殆ど存在しない人々であることが、物悲しくなる本質的な理由だと気付いた。もう10年後には、中間層に向けたプロパガンダというものはほとんど存在意義を失っているに違いない。

日本の既得権益層である製造業は、これまでずっと中間層を相手にしたマーケティングをして成長してきたのに、こんなに急速に中間層がいなくなってしまって、呆然と立ち尽くしている。

所得の二極化が進み中間層が崩壊

いまも懲りずに地上波でやっているテレビドラマなども、中間層に向けたかったるいラブストーリーを焼き直したものをひたすら放送し続けていて、こんなものも5年10年先にはもはや存在していないだろう。制作費が少ないのか、脚本のしょぼい文学性、セリフの妙みたいなものにすがりつきストーリーに全然動きがないので観ていて全く面白くない。中間層の亡霊に語りかけ、実際に届くのは独居老人という間抜けさ。連ドラだけでなく日本の軍国企業は並べて、亡霊中間層に届かぬ声を届けている。すべて無駄。

五年先、十年先からバックキャストして今を生きていないので、日本はなんだかとても停滞している。あらゆるものが、過ちに引きずられ傾いたまま、古臭い組織の損得をベースにして動いているので、未来を向いた新しいことにチャレンジする精神がどこにも感じられない。

この停滞した日本で跳梁跋扈しているのが、損得勘定しか考えていない生真面目な朱子学カルト「キマジメン」である。彼らはとにかく失敗をしないこと、ボスに怒られないことを最優先に生きている。明るく元気に空気を読んで、時にはエッチなことや組織ぐるみの不正も率先してやり、かといって、野心は微塵も見せずとことん謙虚に振舞っている。

彼らが熱中しているゲームは、自分たちのボスにいかにして他の誰よりも引き立ててもらうか、決して歯向かうことのない「ういやつ」として頭角を現すためならなんでもかんでも、損得ゲームしかやろうとしない態度である。

「損得勘定キマジメン」たちは客のことなど全く考えていない。市場など見ずにボスだけを見ている。そうこうしているうちに、GAFAのような、人間の動物的欲求を圧倒的な物量で満たしていくアメリカのプレーヤーにすべて奪われていく。

もう本当はいない中間層に向けて、損得勘定キマジメンが不毛な立身出世競争をしている間に、気が付けば利益の全く出ない、市場に存在が許されない企業になってしまう。

日本の軍国企業はもう既にかなりリカバリーの厳しい状況に来ているけど、現状を正確に認識できている人は、あまりいない気がする。