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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

シャーデンフロイデ

ここのところ本当に瑣末なハラスメントやアディクションのネタが頻発して、「あらまたですね」の無限ループだけれど、ハラスメントとアディクションに共通するのは、どちらも大衆が「呆れた奴だ!ザマアミロ」となるところ。

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スポーツだけでなくあらゆるタテ組織に色濃く残る軍国主義ごっこというハラスメントも、薬物でハイな快楽と短絡させるアルコールやヒロポンのアディクションも、もともとは国民国家が愚かな大衆に覚えこませたアッパー&ダウナー麻薬の味わいなのである。

ハラスメントもアディクションもローコストな割にヤケに人間を興奮させるから、人を動物のように支配することに利用できる。人を動物として飼いならす、古いソリューションがハラスメントとアディクション。

つまりこれらは同根なのである。

ハラスメントやアディクションは、自分の頭で考えることのできない人間の数だけ、無限に繰り返す。その都度、AIで生成されたかのような紋切り型の非難や警句が社会で繰り返される。

日本ではハラスメントやアディクションの当事者としてしか生きられない人間が多いから、事件は何万遍でも起きるし、ハラスメントをする方もされる方も、アディクションでラリって警察に捕まる奴らも、「明日は我が身」として公衆に晒し上げられる。「丸で私のような加害者と被害者」が毎日毎日、テレビのニュース番組に出て来ては人生のどん底に突き落とされるので、同類はついつい見入ってしまう。

そして権力や人気を独占していた彼らが、自分が手を下すことなく叩き落とされるのを目の当たりにして「超絶メシウマ」となるのだ。

この「超絶メシウマ」の感情こそが、「シャーデンフロイデ」である。

シャーデンフロイデ(独: Schadenfreude)とは、自分が手を下すことなく他者が不幸、悲しみ、苦しみ、失敗に見舞われたと見聞きした時に生じる、喜び、嬉しさといった快い感情[1]。ドイツ語で「他人の不幸(失敗)を喜ぶ気持ち」を意味する。日本語で言う「ざまあみろ」の感情であり、日本でのシャーデンフロイデの類義語としては「隣(他人)の不幸は鴨(蜜)の味」、同義の「メシウマ(他人の不幸で飯が美味い)」という俗語が近い物として挙げられる。

なお、他人を不幸へ引きずり下ろし快感を得ることは誤りである。(ウィキペディアより引用)

シャーデンフロイデの劣情に訴えて視聴率を稼ぐ仕事は、とことん賤業であり、未来がない。

ハラスメントやアディクションをシャーデンフロイデに消費しているだけでは、ハラスメントもアディクションもな〜んにも解決しない。成功者の多様な落ちぶれが発覚して、みんなでそれを一様にぶっ叩くことの繰り返しである。

ハラスメントやアディクションを見せしめに利用するのではなく、ちゃんと科学の精神で立ち向かわなければ、社会も個人も一向によくならない。

いかなる理想にも加担しないことで、辛うじて、人は悲惨から身をまもることができるかもしれない。(金子光晴)

生きている条件として、僕らは、例外なく肉体を支給される。兵営にはいったとき、はじめてわたされる、からだに合わない被服のように。(金子光晴)