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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

麻薬の水道インフラ

夏場になると壮年おっさんの衣服がGU化していて見苦しい。昔なら、おっさん独特のセンスだった地味ダサいカジュアルが、誰も彼もだらしのない安モノになってきている。

不恰好な定年退職後のおっさんは、コンビニでストロング缶チュウハイやワンカップ日本酒をショットで買い、飲みながら昼の街を彷徨う。

セブンがコンビニ店頭で生ビールサーバーを「ちょい飲み」さす実験を始めると言ったり、どこからか圧力がかかったのか販売実験中止になったりしているけれど、サーバーで生ビールを売ろうと売るまいと、既にコンビニは、アルコールという徴税ドラッグを、24時間365日供給する「水道管」の役割を担っている。

心ある他国では、野放図なアルコール販売は規制されていることが多いのに、日本では未成年でなければ、もう好きなだけいつでもどこでもアルコールが買える。

居酒屋の飲み放題制と併せて、法によって規制されるべきだけれど、国民の健康よりも国家徴税が優先されるこの国では、政財官マスメディアこぞって、国家そのものがアルコール依存症の状態である。

むかし、松下幸之助という政商が、「水道哲学」という概念を考案したけれど、コンビニとは、アルコールという麻薬を希求する人間にとっての水道になっている。

覚せい剤より身体依存の強いと言われるアルコールを、徹底的にストレスフリーで売り捌こうとするこの国のシステムは、尋常ではない。正確な知識を与えず、朱子学カルトの公認ドラッグとして蔓延させ、統治と徴税に活用する心根は邪悪である。

人類史のなかでも、未曾有のこのアルコール水道は、数百年後には「負の世界遺産」として登録されているかもしれない。