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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

真面目や常識とファシズム

セブンのコーヒーがリニューアルして、「朝セブン」という値引きの販促をやってるけど、セブンのコーヒーって、富士電機っていうコーヒーベンダーが凄いのであって、コンビニで本格コーヒーを売ろうという発想は、創業当時からあった。

実際コンビニが出来た頃は、ハンバーガーとコーヒーを売っていたわけで、セブンのコーヒーは、セルフで美味しいコーヒーをトラブルなくたくさん作ることのできるベンダーの技術が凄いのと、「セブンカフェ」というイートイン時代を見越したネーミングやカップのデザインなどマーケティングが優れているのであって画期的ではない。コーヒーは、おにぎりやおでん、ATMのような「意表を突く正解」ではない。多くの人の反対を押し切ってやる類の面白い施策が、最近のセブンには全くない。

鈴木敏文の時代には、「未来に原因があって、いまここにそれを現出させる」施策がたくさんあった。しかし今は、「朝セブン」のような「無難で手堅い」「マクドナルドなどの敵から需要を奪う」だけの、「過去に原因があって今失敗しない」打ち手ばかりになっている。

かつて本田宗一郎が「不真面目非常識ではなく、非真面目不常識でやれ」みたいなことを言ったらしいけど、言い得て妙。真面目や常識はファシズムと相性がよい。

既存店ベースで対前年同月比を越える生真面目さが自己目的化して、常識的な手堅いことしかできなくなっている。最近、セブンにあんまり行かなくなった。まあ酒飲まなくなったのが間遠にする一番でかい理由だけれど──このまま行くと、セブンという業態も持続可能性がどんどんなくなっていくね。