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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

正しさよりマネタイズ

朝日新聞に東大卒の新入社員がゼロになったと騒がれたのは2014年4月のことだったけれど、あれから後はどうなのかな。

最近の森友関連の高級官僚達をみてると、東大卒の高級官僚もどんどん少なくなっているだろうなと予想できる。だってあんな風にはなりたくないもんなあ。

ジャーナリストや官僚って「損得よりも正しさ」みたいなことが尊さや志望動機の源泉だったのだけれど、高級な社会人エリートの筆頭である朝日新聞や高級官僚が「正しさよりも損得」、「信頼よりもマネタイズ」だと思われてしまえば、東大生はある程度就職先を選べる立場だろうから、たちまち人気がなくなる。

不正や隠蔽のオンパレードとなった一流の製造業にしろ、大量の人員削減が見込まれる大手銀行にしろ、優秀な学生ほど行かないだろうなあと容易に想像できる。

いまどき「正しさより損得」「信頼よりマネタイズ」「サイエンスより空気」みたいな常識を改められない大企業になんて行っても仕方ないとは思うけど、いまの学生は多分、取り敢えず名の通った大企業に就職してみて、どれくらいオワコンなのか自分の眼で確認してから、視野をストレッチすればいいや、と考えているんだろうな。まあそんなの言い訳でしかなく、20代の時間を無駄にするだけだけど。

実際、大企業に入社した新卒社員は大企業に早々に見切りをつけてどんどんやめてしまっている。企業からみれば、たくさん採用しても、優秀そうな若手ほど出て行ってしまうと感じている。

カルビーの会長である松本晃氏が『日経ビジネス』でこんなことを言っていた。

「働く」とはどういうことか。それは顧客に本当に必要なこと、重要な価値を提供すること、ではないだろうか。私に言わせれば、それ以外は、仕事ではない。

顧客が求めているのは、大まかには「損得よりも正しさ」に変わってきている。正しくないものは必要ないし価値にならないから、当然市場で選ばれない。目の前のマネタイズや目先の出世を、正しさよりも優先させる企業はあっという間に信頼を失う。東大生だけではなく、顧客にも株主にも従業員にも、逃げられてしまうだろう。