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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

アルコールをやめる意義

身体的な健康は勿論なのだが、アルコールをやめると何が良いかって言うと、「友敵空間」への関与が劇的に低下することに尽きる。「友敵空間」とは要するに、結びつきの比較的強い人間関係における政治の時空である。酒を飲まなくなると人間関係が楽になる。

カール・シュミットは、人間の政治の本質を「あいつは敵だ、殺せ」と要約したけれど、人間は150人くらいを最大規模とするねちねちした人間関係を日々生きている。

毎日のように顔を合わせなければならない「強いつながり」の社会集団のなかで、敵と味方を峻別しながら、社会人として汲々と生きている。

我々のストレスの大部分は、その社会的友敵関係によるもの。しかも日本社会の場合、その社会人世界から簡単には別の社会へ移ることは難しい。相互監視と同調を強いられ、濃密な人間関係のなで悪目立ちしないように、ストレスフルに生きていく。

日本の場合、友敵の仕分け、特に「敵の共有」に、途方もない量のアルコールがつきまとう。

最近読んだこの本、衰退企業の多くが夜な夜な社内政治の飲み会が行われ、仕事そっちのけでひたすら、友敵関係の整合がアルコールとともに執り行われているとある。こんなんだから、日本企業は沈んでいく。

衰退の法則

アルコールをやめる最大の意義は、こうしたくだらない政治的人間関係からスッキリと足抜け出来ることに尽きる。

時間も金もべらぼうにかかる友敵識別の為の酒席を棄てると、人生から「強いつながり」の「政治」が、ごっそり不要になる。

クソめんどくさい「政治」が不要になって空いた時間と金は、「弱いつながり」に振り分ければいい。ごく限られた愛情関係のほかに、ブログや貨幣によって辛うじてつながる弱い人間関係さえあれば、現代人類はもはや濃密な集団組織など要らないのである。

アルコールをやめることで、政治から自由になれる、この意義はべらぼうにデカい。

人類にはもう「強いつながり」なんて大して重要じゃない。