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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

酒を飲まないメリット

アルコールという、人類にとっての過ちをやめられて、デメリットは本当になにひとつもない。本当に素晴らしい。今日は改めて、この飲まない人生を讃美したい。

飲まなくなると、生き急ぐことがなくなる。脳、腸、肌が快調になり、イライラしなくなるので、ゆとり、ゆったり、ゆっくりしてくる。「我先に」の気持ちがなくなる。電車に乗っても、みんなが降りてから降りる。到着してすぐに改札に向かうと、先を争う人の群れで渋滞するので、ほんの数分、ホームのベンチで、時間をやり過ごす。iPhoneを片手に1分、本やニュースを読むだけで悠々と改札を抜けられる。電車でなく、バスを乗り継いでチンタラ移動するのも好きになった。焦るよりやり過ごす、目ざとくなるより見過ごすことの方を選び取るようになった。繁華街や漫喫のようなドランカーの徘徊する危険地帯に近づかないから運気が落ちない。

酒を飲んでいた頃は、何かに追われるように生き急いでいた気がする。何に追われていたのか? 今思えば毎日の飲酒サイクルに追われていたのである。飲む→酔う→眠る→不調→飲むの繰り返しに追いかけられていた。

風呂やサウナでゆっくり過ごす楽しさや、うまいものをよく噛んでゆっくり食べる楽しさも見逃せないメリットだ。サウナも美味い飯もビールなんて要らないことに気づいた。

この超ゆとりマインドは、毎日の暮らしだけではなく、人生という尺度でもゆとりを生み出してくれる。人生に敵がいなくなる。偉くなろうとか、他人より上に行こうという気持ちもなくなる。汲々と生きる人から間遠になる。酒を飲まない世界の側から、あらゆる物事を見るようになる。「ま、いいか」「だから、どうした」「ひとそれぞれ」の世界。酒浸りの他人のことを良い方向に導いたりすることもないし、そもそも関係ないと心底考えるようになる。

脳、腸、肌の身体感覚が研ぎ澄まされるので、楽天的になる。特に「快腸」なのがよくて、外出先で不意打ちの大便をしなくなる。よくわからない便所で糞をすると運気が落ちる。

日中は眠くならないので居眠りもしなくなる。集中力も高まる。酒で繋がる退屈、白痴の人間関係から自由になる。サードプレイスも要らない。仕事が終わっても酒を飲まないから酔った人間のいない電車で帰ってくる。電車を降りて近所の銭湯サウナに寄る。

アルコールによる意識の混濁や寸断がないと、人生時間の経過は速く感じるようになる。飲んでいた頃は、一年が長く感じた。生活が充実すると時間の経つのが速くなる。酒をやめてからの日数を数えなくなった。タバコをやめてもう何年経ったかもすぐには正確にわからないけど、酒もその領域に入ってきた。タバコをやめたメリットよりも酒をやめたそれの方がはるかに有意義である。タバコに比べるとアルコールは時間意識、時間感覚に及ぼす害が甚大なのだろう。

酒を覚える前の若い頃の自分は経験も金もなくただのばかものだったけど、いまの私はあの頃の素面のコンディションと生きるに困らない金と経験値を持っている。