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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

地縛のコスト

固定コストに数えられるのは、カネや時間が主なものだけど、もひとつ見逃せないのが、決まった場所に身体が拘束、縛りつけられる「地縛のコスト」である。

最近は時差通勤で早朝に出社したり、「朝活」と称して「話し方」「コミュニケーション」「マインドフルネス」などを教える商売なんてのまであるけど、わざわざ金を支払ってまで、朝早く決まった場所に出かけるなんて、私にしてみればあり得ない。

会社員もまた、毎朝決まったオフィスにいなくてはならなかったけど、最近はフリーアドレス制になったり、在宅勤務が少しずつ認められつつある。進んでいる企業ほど、自社ビルなんて持たない時代。5Gの通信環境になるし、どこにいてもノンストレスに仕事や会議ができる。だからオフィスを自前で持たずに、WeWorkなどのコワーキングスペースに移行する動きが出始めている。会社員も地縛から逃れつつあるのだ。そう考えると、毎月確実に給料を貰える会社員という立場や身分は、悪くない。

もひとつ地縛コストで代表的なものは、「行きつけの店」というやつである。店の手練手管に操られて「ご常連」になり、連日の店通いで時間と金を搾取される。本来どこへ行ってもいいはずが、判で押したように決まった場所へ出向いて金と時間を使う。アルコールだけならまだいいが、女がコンボでついてくるとあっという間に数百万円を超えてしまう。飲食店の「客をリピさせる」テクニックは洗練されている。特に最近はラインやスマホを駆使して、客を鵜飼の鵜に仕立て上げる。

アルコールをやめると、地縛のコストから自由になる。好きな時に好きなところへ出かける自由は、もう生涯手放せない。

固定された場所に定期的に出向くことは、要するに「出頭」でしかないのである。

しゅっとう【出頭】
(名)スル
①官庁などの呼び出しを受けて出かけること。「━を求める」「裁判所に━する」「━命令」
大辞林より