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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

「無敵の人」の先進国

新幹線に乗るときは通路側を選びがちで、乗れば寝てしまうことも多いから、今回のような刃傷沙汰があれば危ない。電車で寝ること自体もう日本でもしない方がいいのだ。

10年前の秋葉原無差別殺傷事件の頃から「無敵の人」なる言葉が出はじめた。

無敵の人とは (ムテキノヒトとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

要は共同体が空洞化して「強いつながり」が寸断されて、失うソーシャル・キャピタルが何もない人を言う。

秋葉原の事件が最近、イギリスやフランスやドイツで後追いされているのを見ると、日本は「無敵の人」の先進国なんだなと改めて思う。

「無敵の人」の多くがそれでもなんとか生きているのがいまの日本で、「無敵」であることは別に全然珍しくない。

しかし「強いつながり」が寸断されてしまうと、条件のよくない労働を強いられたり、宗教やマルチ商法のカモになったり、社会から不当に阻害されるリスクは高まる。生きるために考える力が求められるのに、思考は麻痺していく。

最も身近なリスクは、アルコールである。「無敵である」ことによるヤケは、まず他者にではなく、自身へと向けられるからだ。

自暴自棄になりアルコールに溺れ、やらかしてしまい、ますます世間と断絶されて「無敵度」が一層高まっていく。ふと気づけば、己を滅ぼすか世界を滅ぼすかのゼロサム思考に陥ってしまう。

インタネット以後の今日では、「強いつながり」がなくても幸せに生きることは幾らでもできるのであって、「無敵になる」ことを恐れずに、「弱いつながり」でも楽しく生きる知恵や心持ちや少ない仲間を見つけ出すことが大切だ。