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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

言葉の自動機械(3)ミュートされる美辞麗句

地上波を観るのが辛いのは、画面が文字ばっかりだからで、観ているだけで、膨大な量の書き言葉を刻み込まれてしまい、「言葉の自動機械」になってしまう気がするから。

ヒトラーは結社・集会に真空管アンプを持ち込んで、一度に大量の人間を動員して、音の言葉のシャワーを浴びせることで、ファシズムを固めて行ったけれど、家庭のテレビに映し出される膨大な量の書き言葉は、真空管アンプを通じて届けられた過去のナチスの情報量を遥かに凌駕する。

だから私は、最近ではとても意識的に、プロパガンダとしての書き言葉に毒されないように生きている。新聞は図書館の無料記事検索で、知りたい記事にだけアクセスする。ビジネス書は、単なる「製本された命令」なので、極力読まない。

もはやテレビのチューナーがついていないモニタが欲しい。映像は、Amazonやyoutubeだけ観ておけばもう十分な気もする。

山手線の車内動画も、運賃を支払っているのに「言葉の自動機械」にされてしまうなんとも恐ろしい装置である。余りにも恐ろしいので、山手線には殆ど乗らない。

最近問題になっているサブリースのマンションが、物凄いお金を投下してばら撒いている耳障りのいい言葉は、Googleやyoutubeで検索するとわらわらと出てくるけど、彼らが買い占めた言葉はどれもこれも虚ろで実体がない。美辞麗句、巧言令色は見透かされ、完全にミュートされてしまう。

マスに向けて漂白された言葉はあっという間にコモディティ化して、もはや殆どがとっくにミュートされているのではないか。