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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

AIと集合知

#MeTooやブラック企業への糾弾を見ていると、ポリティカル・コレクトネスへの追い風を感じる。情報の偏在が解消されるにつれて、ネットワーク化された人間による集合知とAIによる出力が、どんどん区別がつかなくなる。AIは、情報の非対称性を利用して権力を行使していた人々の影響力を無化することになるだろう。

オリンパスがまた内部告発への報復人事で揉めている。

増える企業内弁護士、10年前の7倍超 オリンパスでは内部告発めぐり会社を提訴 : J-CAST会社ウォッチ

AIとは、言ってみれば、疲れない弁護士みたいなものである。いまは生身の弁護士が不正や過労死を告発しているけれど、あらゆるものが24時間365日記録され、デジタルデータとして蓄積されると、AIが告発するようになるかもしれないし、自律分散によってネットワーク化された集合知が告発するかもしれない。そしてたぶん、AIが発言しているのか、集合知が発言しているのか、ほとんど区別がつかなくなるのではないか。そういう認識不可分の状態が、「シンギュラリティ」なのかもしれない。

社内弁護士ならば、報復人事もできるかもしれないが、AIや集合知に報復することは不可能になる。

スーパーフラットな社会になると、インサイダー情報はアウトサイダーにダダ漏れになるし、アウトサイダー情報はインサイダーの前提条件になる。そのことに無頓着に古臭い情報統制を続けていると、どこかのタイミングで「コレクトネス」という制圧が必ず入る。超絶メシウマ(笑)。

インターネットがない時代は、二股よりは三股、三股よりは百股口八丁手八丁で嘘をつき通した方が勝ちだったが、もはやそのような芸当は不可能である。

正直に裏表なく生きるしかない。