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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山 千利休

二十歳の旅人にアルコールは要らない

今年の成人がこの世に生まれた20年前、日本はバブル経済の破綻が隅々にまで表面化していた。山一證券が自主廃業したり、長銀が破綻した。

同時にいまへと繋がる変化の兆しも起きつつあった。携帯電話が普及し始めたばかりで、インターネットは電話回線でしか繋がらず、23時以降のテレホーダイで、ガーピーしながらネットサーフィンをしていた。プリウスが発売されたのも20年前のことだった。ユニクロのフリースがバカ売れしていた。

いま二十歳の人々は、これから更にあと百年生きていくかもしれない。このたった20年間ですら、世界は大きく変わったのだから、2100年のことはほとんど想像すら難しい。2045年と予想されているシンギュラリティを越えた人類は、いったいどうなっているのか。

いや……そんな先のことだけではなくて、この2018年がどうなるのか、来年の今頃はどうなっているのか、それすらよくわからない。

直木賞の作家先生に物申すのは僭越だが、こんな状況で旅に出たところで、自分も世界も事態の見通しは丸で立たない。人類が百年、千年で成し遂げてきた変化が、これから数年、数十年で起きてしまうかもしれない、これはある種の恐怖ですらある。

ひとつ確実に言えることは、いまを生きることの大切さである。いまを生きるとは、「いま、ここ、己」について、常識を疑い、古い思考に支配された大人を遠ざけ、自分の頭で考えることである。過去との非連続が確実になってきているし、世界はその寛容な多様性を失いつつある。旅の効果は冷戦期に比べて薄れており、旅をしたかどうかよりも、自分の頭で考えたことの方がはるかに重要だ。

自分の頭で考えるためには、アルコールは百害あって一利なしである。これは冷戦期の成功体験を引き摺る人々にとっては不都合な真実だ。アルコールは自由思考を奪い、自由意思を奪う。

どうか、好奇心や同調圧力で、アルコールを試したりしないでほしい。酒はあなたの敵である。

酒を一滴も飲まない「無滴の人」として生きよう。

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