kindle, 手ぶら, iPhone, 禁酒,ウォーキング,禁煙,断酒,ダイエット

徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山 千利休

土管化が進む

昨年から年賀状を完全スルーして、郵便を使うのはメルカリで売れた本をクリックポストで送るだけになった。クリポスだってなけりゃないで困らない。

82円とか端数切手を売ってるくせに、〒窓口では電子マネーも使えない。ローソンだと切手やはがきの支払いはなぜか現金オンリー、セブンはnanacoでOKというようわからん差がある。

旧いインフラってもはや、単に広く遍く行き渡っていることだけが価値なんだけど、その価値も加速度的に低減していく。いわゆる土管化である。郵便システムで得するのは自前でデリバリー体制をつくる必要のないメルカリなどのプラットフォーマーで、郵便局の方はぜんぜん儲からない。

NHKのお陰でテレビ普及率はめちゃくちゃ高いけど、じゃあそのテレビ放送にコンテンツをつくる力があるかというともはや殆どなく、テレビもまた土管化している。

紅白で象徴的に土管化を感じたのは例えば郷ひろみで、1994年の『二億四千万の瞳』背後で歌う「バブリーダンス」はYouTubeで話題になった大阪府立登美丘高校ダンス部なんだけど、これで誰がトクしているかって言えばYouTubeと高校ダンス部なわけで、YouTubeはコンテンツをいっさい内製することなく広告モデルで儲かって、NHKや郷ひろみはレイト・マジョリティに人気コンテンツを拡散するだけの損な役回りに。しかも紅白の視聴率はワースト3の低い水準となり、土管としての価値も危うくなりつつあるのだ。

もはやテレビCMやパブリシティという土管によって無理くり万人に知れ渡って「認知者」になっても、必ずしも「人気者」になれるとは限らない時代になった。

YouTubeなどで「人気者」になったコンテンツが、テレビを通じて「認知者」になることはできるけど、その逆はもはやほとんどない。つまり、

❌認知者→人気者

⭕️人気者→認知者

リーチよりプレファランスが大事な訳で、これはプラットフォーマーからコンテンツが優位に立つ契機ということ。

2018年は、国民国家に紐づくインフラがどんどん土管化していく。マネーも通信も交通も教育もエネルギーも。