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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山 千利休

感想『人生にゆとりを生み出す 知の整理術』2/2

昨日のブログはこちら。

感想『人生にゆとりを生み出す 知の整理術』1/2 - 徒手空拳日記

 昨日の続きで、残り三つ。

左右は世界を相対化する

人間の空間認識は、上下方向と左右方向に違う意味づけをしている。上下は順番や階層といった概念と結びつきやすいし、左右は並列や多様性といった概念と相性がいい。

人間はきれいな真水がないと生きていけないから、標高が高い方にいる方が偉いという絶対法則があって、それが「上下」の概念になっていったと思われる。

農業革命以降は、金持ちの家が上流の田畑を独占していたし、長男が引き継ぐのは上にある田畑だ。貧乏人や次男は、仕方なく低地や都市に出て新しいことをやらなきゃならない。

これに対して左右というのは、別の上下関係という別世界だ。横長の紙で考えるということは、帰属する世界を越えていくことにつながる。

余談だけど、スマホを縦型にしたのは一神教の欧米人だと思う。日本では、シャープのザウルスとか、昔の情報端末は横長が多かった。

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書いてケリをつける

僕は何かを書くときは、大体自分の中の何かを終わらせるために書いている。

これはまさに「けりをつける」ということで、もやもやとした動物的な「もの思い」は、Evernoteやメモ帳に、文字にしてしまうことで身体の外部に、デトックスしてしまいたいものだ。まとまった構造的な文章を定期的に書くことは意図的に人生に区切りをつけることで、「この文章を書き終わったらすっかり自分は別人なんだ」と思えることは大切だと思う。

忙しいは、心を亡くす

スケジュールを守るために一番大切なのは、仕事をすごいスピードでこなす能力ではなくて、見栄をはらずに自分のありのままのダメさを認められる心の強さなのだ。

農業や工業社会ではとにかく働き者が偉い、立派だとされていたけれど、それはインプットとアウトプットが比例していたからだろう。情報やサービスが価値の中心となる現代は、インプットを増やしてもアウトプットが増えないことも多い。

むしろ忙殺は、QOLを下げてしまう。

手塚治虫や石ノ森章太郎は無理をし過ぎて早く死んでしまったけど、水木しげるはよく寝て、結果として優れた作品をたくさん世に残すことができたというこの話が好きだ。

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彼は戦争で片腕を失っていたから、無理することを‪端から‬捨てざるを得なかった。胃ガンで胃を切った人の方がかえって養生するので長生きするみたいなこととも近い。