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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

GDLSK

日本人の平均年齢はいまだいたい45歳くらいで、だから日本の会社員の常識って、まだボリュームゾーン、多数決的には全然バブルの頃のまんまで、仕事っていえば、とにかく「組織ごっこ」になってしまいがち。

「組織ごっこ」さえしてれば、その忠誠度に応じて会社というシステムから売り上げが比例配分されるとまだ思ってる。

で、そういうリーマンの組織ごっこ、仕事ごっこは要するに、GDLSKである。

  • G→ゴルフ
  • D→ディナー
  • L→ランチ
  • S→査定
  • K→会議

どれもこれも組織の同調圧力のためでしかなくて、丸で利益と関係ない。仕事モドキは殆どの場合、仕事ではない。

滅びゆく組織の殆どがこのGDLSKに明け暮れながら、止められずに縮小均衡を繰り返して、遂には台湾や中国に安値で買われていく。

1991年ソ連崩壊の頃の常識がしぶとく残っているのは、その頃に新卒採用されたリーマンがいま幹部になっているからだろう。

己っちは‪端から‬ゴルフはしないし、酒も飲まないのでディナーも滅多になし。ランチでつるむのも仕事の話するのも大嫌いだし、査定も会議も超適当。

それよか、本当の仕事の方が百万倍大事なのだ。仕事っていうのは、顧客の信頼を強くすることだ。信頼があるからお座敷に呼ばれて、お座敷があるから納品がある。お座敷も納品もなければ、組織の上からはもう利益は落ちてこない。

納品したものが信頼の強化になってなければ、結局次のお座敷には呼ばれない。

前にも引用したけれど、まさしく、この村上龍の言葉の通り。組織ごっこでは顧客の信頼は丸で増えない。

今、わたしたちに必要なのは、幸福の追求ではなく、信頼の構築だと思う。外交で言えば、日本は、緊張が増す隣国と、幸福な関係など築く必要はない。しかし、信頼関係にあるのかどうかは、とても重要だ。幸福は、瞬間的に実感できるが、信頼を築くためには面倒で、長期にわたるコミニケーションがなければならない。国家だけではなく、企業も、個人でも、失われているのは幸福などではなく、信頼である。(村上龍)