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徒手空拳日記

持たざる移動を追い求める手ぶら評論家。 手ぶらを、いつか当たり前のウォーク・スタイルにする。 人の行く裏に道あり花の山(利久)

『お金2.0』読了(1)

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15時以降のコーヒーをやめてみたら、確実にノンストップで朝まで眠れるようになった。これは嬉しい。

『お金2.0』読み終わった。

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

この本は実業家の視点から、パラダイムシフトを考察したもの。

己っちは「言われてみればそうだ」と思うところだけに付箋を貼るのだけど、ご覧の通り、付箋をたくさん貼ることになった。

実業家が日々のビジネス経験から考えまくったインテリジェンスを、たった1620円で読めるのは本当にお得だと思うけれど、己っちはその本をメルカリで速攻で売ってしまうので、数百円しかかからない。

感想をいつも通り、5点に絞って述べておきたい。今日はその1回目。まず3つ述べたい。

製品やアイディアで勝負する時代から、ユーザーや顧客も巻き込んだ経済システム全体で競争する時代に変わってきています。

経済システム全体とは要するに、プラットフォームのことであり、擬似の生態系である。これからのビジネスには、

  • ユーザー
  • ユーザーデータ
  • ユーザー体験

がセットになった生態系を自ら設計、管理することが不可避で、個人も組織も関係ない。

プラットフォーマーになれないプレーヤーはサプライヤーとして、プラットフォーマーに従属する存在になる。

日本が冷戦期とその後の衰退期にひたすらやって来たのは米国資本主義経済システムというプラットフォームにおけるシェアの奪い合いばかり。

一神教は人類の創った優れたプラットフォーム(企業マネジメントの原型はキリスト教の維持と発展である)だけど、日本人は一神教がよくわからないから、経済的な生態系そのものをつくるのも、難しいのではないか。

人間も動物もこの報酬系の奴隷のようなもので、ここで発生する快楽物質が欲しいためにいろいろな行動に駆り立てられます。

経済システムを駆動しているのはドーパミンである。特に承認の快楽は強力で、プロテスタンティズムの倫理も、究極の他者である神に承認されたい欲求が根底にある。人間社会における様々な価値とは、脳内麻薬の数値化に他ならない。アルコールやニコチンのような薬理由来の麻薬から、SNSやUXのような環境由来の麻薬に大きく転換しつつある。

お金や経済の世界において最もインパクトのある現象、大きな変化の流れとは何でしょうか?  これから10年という単位で考えれば、それは「分散化」です。

産業革命はなぜ中国ではなく世界の果てとも言える辺境のイギリスで起きたのか? それは当時の欧州がより「分散化」されていたからであろう。当時の中国は文明の先進性ゆえに、ガチガチのヒエラルキー主義のなかにあった。

15世紀印刷技術→分散型ネットワークの活性化→キリスト教という経済システムの書き換え(宗教改革)→印刷物を貪り読むことによる「近視」の自覚→レンズの発明→望遠鏡の発明→17世紀地動説の発見へ。

テクノロジーによって分散化が促されると、人類はパラダイムシフトを起こす。

「お金2.0」は、このことについて検討している本である。(明日のその2に続く)