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徒手空拳日記

持たざる移動を追い求める手ぶら評論家。 手ぶらを、いつか当たり前のウォーク・スタイルにする。 人の行く裏に道あり花の山(利久)

がんばり屋さん問題

カレーを作るとき、凝らないことをモットーとする。ハウスのバーモントカレーで十分、高いルーほどハウスの利益率は高いから、そんなん丸で要らない。タマネギを飴色に炒めない。電子レンジで加熱して炒め時間も短縮する。

不二家ピーチネクターとヱスビーカレー粉を少々入れる以外は全てマニュアル通り。出来上がるカレーは十分においしい。

日本人は家事をきっちりやりすぎだ。生活よりその過程を重んじ過ぎている。

会社でも、矢鱈とデータを揃えたり、シミュレーションを周到にやることが重んじられている。メールを送ってからわざわざ電話確認するのが「丁寧な仕事」だといまだに考えているボケなサラリーマンも多い。「まずはメールにて失礼します」とか。それ、全然失礼じゃねえよ。

企業や行政が先進的な取り組みをやろうとすると何でもかんでも「実証実験」になってしまう。実証しているうちに世の中が先へ行ってしまう。お笑いだ。

目的よりも丁寧な過程が目的になってしまう。そのくせ改竄や虚偽が裏では横行する。要は「がんばり」なんぞただのプレイなのだ。

「手抜きなく真面目にやる」演技が、本来の目的からすり替わる。

「がんばり屋さん」っていう日本語は、英語に訳せない。がんばっていることに本来価値はないから。

学校教育も「がんばり屋さん」が矢鱈と褒め称えられて、常にがんばりを示すことが、社会人の理想的デフォになる。

がんばり屋さんアピール満載の感情労働者に演技の接客をされるのが苦痛でならない。

いつもがんばり屋さんでいるかどうかをみんなで相互監視している社会が、このクソ日本である。家事も仕事も勉強も、がんばり屋さんじゃないと陰口を叩かれる。

カレーなんて、ピーチネクター入れりゃうまくなるのだから、がんばる価値なんて丸でない。人生なぞ、最初にピーチネクターをカレーに入れた者が勝つだけなのだから。

伊藤園 不二家 ネクター ピーチ(缶) 350g×24本