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徒手空拳日記

持たざる移動を追い求める手ぶら評論家。 手ぶらを、いつか当たり前のウォーク・スタイルにする。 人の行く裏に道あり花の山(利久)

革命とは全て「〜でない人」のためのもの

ZOZOTOWNが、ZOZOSUITっていう採寸のためのスーツを無償で配布し始めた。

ZOZOTOWNのアプリの説明文を引用すると、

ZOZOSUITは、あなたの身体の寸法を瞬時に採寸することのできる伸縮センサー内蔵の採寸ボディースーツです。上下セットで着用し、お手元のスマートフォンをかざすだけ。
人が服に合わせる時代から、
服が人に合わせる時代へ。
ZOZOSUITから始まる新しいファッションの世界をどうぞお楽しみください。

とある。己っち、さっそく取り寄せたのだった。

これがすごいのは、大量生産のために仕方なくざっくりとしたLARGE/ MEDIUM/ SMALL的な業界共通の単位であるサイズが、ひとつの企業のサプライチェーンのなかにブラックボックス化され、バリューチェーンに組み込まれてしまうところ。

肝心の客からしても、服をリアル店舗で買わなくてはならない最大の理由である「試着」がなくてもよくなる訳で、わざわざお店に行く時間も浮くし、サイズが合わなかった場合の返品や取り替えのためにかかる時間も不要となる。

服を買うための時間価値が、ガラッと変わってしまうのだ。

破壊的なテクノロジーはいつだって、「〜でない人」に向けてdisruption を引き起こす。

例えば、グーテンベルクの印刷技術は、ラテン語の聖書をまともに読めなかった人によって拡散されたのだし、自動車は馬を持たぬ人のための革命である。

ロボット掃除機ルンバは「掃除の嫌いな人」だし、このZOZOSUITは「服を選ぶのがめんどくさい人」かもしれない。

自動運転は「運転ができない人や嫌いな人」にめがけている。

要するにそれまでの「市場という月面」の裏側にいたサイレント・マジョリティを、テクノロジーで一気に市場化してしまう暴挙なのである。

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