kindle, 手ぶら, iPhone, 禁酒,ウォーキング,禁煙,断酒,ダイエット

徒手空拳日記

持たざる移動を追い求める手ぶら評論家。 手ぶらを、いつか当たり前のウォーク・スタイルにする。 人の行く裏に道あり花の山(利久)

読む時間と考える時間の分離

机上で読書しながら考える時間が減った。

iPhoneで読むことが増えたし、机や寝床で読むよりも、読み上げを聴きながらウォーキングしたり、椅子しかない場所で読書することが多い。

レジ待ちなどのちょっとした時に読むのは、新着ツイートやブログ。これもその後何かを考えるいいきっかけになる。

紙の本が当たり前の頃は、読む時間=考える時間だったから、値の張る本はわざと文字量を多くしたり、言い回しを小難しくしたりして読了時間を長くした。

そうしないと読者からコスパが悪いと怒られたのだろう。読み手は読みながら考えていた。

しかし最近は、無駄に長いと読まれない。読み手がまとまった読書時間を作れないから、マイクロ・モーメントで要点が食いやすいシンプルさが求められる。

昔の紙の本が大仰なフルコース料理なら、いまのデジタル本は読み手が自由にピックアップできるコンビニ・フードでないといけない。

読書時間は細切れになり、読むことに重きが置かれ、考える時間は読む時間以外のあらゆる時間に分散した。

さっき読んで頭に残っていたフレーズについて、クソな会議中にあれこれ考える……なんてことが最近はよくある。

頭の中は誰もスキャンできないから、しょうもないシングルタスク時間は、もの思いや考えごとにぴったりだ。己っちの場合、思いついたことはEvernoteにタグ付けしてとにかく書き残す。

読む時間と考える時間が分離されて、求められる書籍の構成も変わったし、会社をわざわざ辞めないでも、読むことも考えることも存分にできる素晴らしい時代になった。

今日でブログ開始から一年。読者の皆様に厚く御礼申し上げたい。

これからも、あらゆるドラッグを唾棄しながら、読んで、考えて、書いて、眠って、また起きる。

f:id:Mushiro_Hayashi:20170820204808j:image