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徒手空拳日記

持たざる移動を追い求める手ぶら評論家。 手ぶらを、いつか当たり前のウォーク・スタイルにする。 人の行く裏に道あり花の山(利久)

自分を維持すること以外の希望がない(2)

録画でNHKスペシャル | 戦慄の記録インパールを観た。

先日のNHKドキュメンタリー - NHKスペシャル「731部隊の真実~エリート医学者と人体実験~」もそうだったけど、裁判などの録音、録画、内外の公的アーカイブ、生存者証言など、一次情報の資料エビデンスにこだわる姿勢が素晴らしいと思った。日本人であれば必ずや観ておくべき内容。

インパール作戦の大負けと殆ど同じ構造のぼろ負けが、いま日本経済や政治で起きているからだ。

殆ど見殺しの極限状態で、彼らは死んだ仲間の人肉まで食った。少しでもへたり込めば豹やハゲタカに襲われた。インパール作戦で飢えや伝染病で死んでいった者が、現代の弁当売り場を見たらどう思うだろうか、と考えた。

同時に現代で弁当を最前線で作る人、運ぶ人、売る人は、現在の「大本営」に安くこき使われる終わりなき行軍を強いられていて、殆どおんなじだなとも考えるのだった。確かにインパール作戦みたいに死にはしないけど、多くの人が酒やタバコや糖脂質で半殺しにされている。

いまの日本社会全体が、インパール作戦の殿(しんがり)の続きにいるみたいだと感じてしまう。

本質的には、戦前も戦後も、日本を支配するシステムやメンタリティに大差ないのだ。ブラック軍人が、ブラック社会人に看板替えただけ。

昔も今も、鍵のかかっていない牢屋に半ば自発的に引きこもって、官僚や政商や豪商のほしいままに死んでいく、或いは半殺しにされる者たちで巷は溢れかえる。

だからこそ、先日も引用したけど、

現代のこの国には自分を維持すること以外の希望がない。(斎藤貴男)

のである。

アルコールやニコチン、ギャンブルなぞという「官製ドラッグ」に嵌ることなく、不健康な安物の糖脂質を拒み、身体を鍛えて健全に維持し、全ての情報は所詮命令に過ぎないのだと肝に命じて、自らの頭で考えて生きていくしかない。

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このチンドウィン川を渡って戻れず、多くの下級日本兵は死んだ。