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徒手空拳日記

持たざる移動を追い求める手ぶら評論家。 手ぶらを、いつか当たり前のウォーク・スタイルにする。 人の行く裏に道あり花の山(利久)

畜犬にも劣る「畜人」

このところマシンで筋トレをするようになり、毎晩、よりぐっすり眠れるようになった。思考力のためだけでなく、筋肉を増やすためにも睡眠は重要だ。

マシンを丸で持ち上げられなくなるまで負荷をかけるのがポイント。トレーニングのたびに、限界を少しだけ超えていくのがコツである。規定回数を成し終えた後、もう無理と思ってから二回、三回と力を振り絞ると、筋肉がついてくる。

毎日少しだけ、フィジカルな克己を感じるという意味では、酒を飲まないことと筋トレには共通点がある。

最近の研究では、アルコールは筋肉の生成にも悪影響があり、筋トレした日に飲酒をすると筋肉が再生しにくい。

毎日少しだけ、昨日の自分を越える、昨日よりも今日はちょっと良くなっていく、何歳になっても成長を加えていく。

これがつまり、幸せということなのではないかと最近は考えるようになった。

「自分の主人は自分である」このことを常に忘れないためには、他愛ないことでもいいから、昨日の限界を越えていくことが大切なのだ。

太宰治の『畜犬談』からの引用。

……ただひたすらに飼主の顔色を伺い、阿諛追従てんとして恥じず、ぶたれても、きゃんと言い尻尾まいて閉口して見せて、家人を笑わせ、その精神の卑劣、醜怪、犬畜生とは、よくも言った。(略)雀を見よ。何ひとつ武器を持たぬ繊弱の小禽ながら、自由を確保し、人間界とは全く別個の小社会を営み、同類相親しみ、欣然日々の貧しい生活を歌い楽しんでいるではないか。

己っちの目指す「脱社会人」とは、この雀の如き生き方である。

ただし、「犬畜生」などと言っては犬に失礼だと思うのは、強き者に飼いならされた人間とは、犬よりも酷い身体的隷属を強いられる。

アルコールである。支配者に酒をじゃんじゃん飲まされて、この世は辛いが酒が飲めればまあいいや、仕方ないと諦め、やがて精神半殺しとなり、犬より哀れな畜生未満に成り下がる。

畜犬談 ?伊馬鵜平君に与える?

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